SOMETIME'S、NakamuraEmiとの『2man Live Series “League”』 次に向かう力に変えた魂の込もったパフォーマンス

「Emiさんに、SOMETIME’Sの曲は背中を押してくれてすごく素敵だ、ということを言っていただいたんですけど、そっくりそのままお返しします。歌詞を書きながら、それぞれの境遇が違うから、これは応援歌になってないかな? って、悩むことが最近あったんですけど、今日Emiさんのライブを見て、SOMETIME’Sらしく曲を作ってライブをやる、その責務を一生懸命果たしていれば、みなさんの背中を押せるのかなと、勇気が湧いてきました」(TAKKI)

 最後の2曲は、みなさんのために歌った曲でもあり、僕たち自身が音楽を続けるために書いた曲でもあります。――TAKKIの神妙かつ誠実な言葉のあとに歌われた「Morning」の、大らかな開放感に満ちたミドルテンポのグルーヴ。「You and I」の、全身全霊を込めたSOTAのパワフルボイスと明るくポジティブなバンドサウンド。〈二人でなら We can live better〉。それはSOMETIME’Sとファンとの、これからもずっと続く固い約束。

「メジャーデビューから1年、わからないまま走ってきた1年ですが、“League”はその気持ちを整理整頓して次に向かう力に変えてもらったイベント。やってよかったと思います」(SOTA)

 アンコールでは、うれしい発表があった。8月19日、渋谷クラブクアトロでの『League』第3回目のゲストアクトは、SOMETIME’Sバンドのドラマー・冨田洋之進のバンドであり、パーカッションのぬましょうもサポートで参加するOmoinotakeだ。「また必ず会いましょう」――再会を期して贈る新曲「Clown」は、メロウでアダルトなシティポップスタイルの、ライブで聴くとより一層魅力を増す曲。素晴らしいソプラノサックスが奏でる哀愁のメロディと、恋の道化を演じる男の本音を、言葉遊びを散りばめつつリアルに歌うSOTAのボーカルが最高だ。そしてラストはパッと明るく華やかに、ラテンファンクのハッピーなグルーヴを持つ「シンデレラストーリー」で、笑顔と拍手の美しいフィナーレ。全11曲で70分、今のSOMETIME’Sのポテンシャルを見せ切った、それはそれは幸福な時間。

 メジャーデビューから1年間の悩みも進化も、すべて糧にしてSOMETIME'Sは進む。8月で完結するツーマンライブシリーズ『League』が終わる頃には、また一つ成長した二人が見られるだろう。また必ず会いましょう。

※1:https://realsound.jp/2022/06/post-1049797.html

About SOMETIME’S
https://lit.link/sometimes

■ライブ情報
『SOMETIME’S Presents 2022 2man Live Series “League”』
8月19日(金)SHIBUYA CLUB QUATTRO
w/ Omoinotake
OPEN18:00/START18:30
TICKET:4,000円(税込・自由・1ドリンク代別途)
オリジナル紙チケット付き:5,000円(税込・自由・1ドリンク代別途)
ペアチケット:6,000円(税込・自由・1ドリンク代別途)

あわせて読みたい

SOMETIME’Sが「Clown」で踏み出した新境地 尊敬するNakamuraEmiとの2マンへの熱い思いも語る
SOMETIME'S、YAJICO GIRL迎えた『2man Live Series “League”』 音楽性も世代も異なる2組のリンク
SOMETIME’S、ライブに対する気持ちの高まり 新曲「Somebody」、YAJICO GIRLとの2マンに向けた思いを語る

関連記事