Hey! Say! JUMPメンバー分析 第2回:伊野尾慧、つかみどころのなさが底知れぬ魅力に 努力を見せない信念

 最新シングル『a r e a / 恋をするんだ / 春玄鳥』が初週売上22.9万枚(オリコン調べ)からの好スタートを切ったHey! Say! JUMP。デビュー15周年イヤーとなる今年は、グループの活動に加え個人の仕事の幅も広がっている。三者三様の魅力を放つ彼らの魅力を考察したい。第2回は伊野尾慧。

時代が伊野尾に追いついたーー“伊野尾革命”とは?

Hey! Say! JUMP

 つかみ所のなさではジャニーズタレントのなかでもダントツ、それが伊野尾慧だ。伊野尾について調べようとすると「テキトー」「平成の高田純次」などバラエティでフィーチャーされているキャラクターが目に付く。しかしそれ故、一度でも気になったら、調べれば調べるほどますます掴めず、気がついたら底知れぬ魅力に夢中になっていた……という人も多いのではないだろうか。

 デビュー以降、伊野尾の知名度を一気に押し上げたのはV6とともにHey! Say! JUMPがメインパーソナリティーを務めた2015年の『24時間テレビ』(日本テレビ系)だ。同番組のPR番組で岡田准一が伊野尾を「今日も抜群に可愛い」と発言。また同番組内の深夜枠企画として放送された『嵐にしやがれ生放送SP 3世代ジャニーズ 真夏の生男子会しやがれ』のなかで、岡田が伊野尾を「いつも眠そうで、かわいくてムカつく」と発言したことを発端とし、亀梨和也(KAT-TUN)、滝沢秀明なども伊野尾をかわいがり始めた。また当時放送された『にけつッ!!』(読売テレビ)にて、千原ジュニアが「家賃とか払ってあげたい」と“伊野尾推し”であることを告白。ジャニーズファン以外からも、王子様や小動物を思わせる“ゆるふわ”のルックスに大きな注目が集まるようになった。しかし以前から伊野尾の魅力を認めていたファンにとっては、「ようやく時代が伊野尾に追いついた」といったところだっただろう。

 可愛らしいルックスに相反したテキトー発言や自虐ネタ、時には先輩にも辛口発言を繰り出すのに注目が集まり、小悪魔的な魅力で『めざましテレビ』(フジテレビ系)の木曜パーソナリティや、『メレンゲの気持ち』(日本テレビ系)のMCに抜擢されるなど活躍の幅を広げた伊野尾。この大躍進をファンの間では“伊野尾革命”と呼び、盛り上がりを見せた。

 『めざましテレビ』では、明治大学理工学部建築学科卒の知識も生かしたコーナー「イノ調」も担当。時にはスタッフにいじられながらも、視聴者に向けて非常に分かりやすく情報を伝えていた姿が印象に残っている。

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 また2020年にスタートした建築の知識を生かした『解体キングダム』(NHK BSプレミアム)は一般視聴者や建築ファンからも大きな評価を得ており、ジャニーズにおいて“建築アイドル”という伊野尾にしか担えない全く新しいカテゴリーを確立している。

“伊野尾ワールド”炸裂のパフォーマンス

 注目したいのは、“伊野尾ワールド”が炸裂するステージパフォーマンスだ。デビュー当初こそ歌割のパートは少なかったものの、戸塚祥太(A.B.C-Z)とダブル主演を務めたドラマ『トーキョーエイリアンブラザーズ』(日本テレビ系)の主題歌「COSMIC☆HUMAN」で落ちサビを担ってからは、重要なパートを任される機会も増えていった。安定した音程と声量をキープした独特のキャラメルボイスは、グループの楽曲において魅力的なアクセントとなっている。また、ライブでのユニット曲やソロ曲では振り切ったステージを披露。『Hey! Say! JUMP LIVE TOUR SENSE or LOVE』で披露されたソロ曲「条件反射」では、髙木雄也とともに鎖を使ったセクシーなパフォーマンスで、多くのファンを魅了したことが印象的だった。

Hey! Say! JUMP - a r e a [Official Music Video]
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