平井 大、波の音と奏でた3年ぶりの『THE BEACH TRIP』 ビーチでの充実感取り戻したライブに

 そして「次はできたてホヤホヤの曲を」と、リリースされたばかりのアルバム『HOPE / WISH』の表題曲の1つである「HOPE」を演奏。「みんなと一緒に歌いたいと思って作った。みんなの心の声を僕に届けてください」と平井。ブルージーなギターのイントロで始まり、温かい歌声に手拍子が広がる。平井は歌いながら手でハートマークを作ったり、観客を指さしたりと楽しそうだ。そして楽曲の最後は、観客の手拍子だけをバックに歌声を重ね、波の音と共に会場が一つになった。

 「サンキュー。今日は本当に楽しい夜をありがとう。海でみんなと過ごせて幸せでした」とこの日のライブが締めくくられると思いきや、これで終わってしまうのはもったいないと観客のリクエストに応えて「星にのせて」の歌い出しをアカペラで披露。そして最後は、次にまたライブで会うための約束の曲「また逢う日まで」を演奏する。

 ハンドマイクを持って、ステージを歩き回りながら客席に手を振る平井。時にはステージのへりに腰を下ろしながら歌う。それでもまだ足りないといった様子で、キーボードの隣でジャジーなピアノ演奏を披露するサービスも。最後はエレキギターで演奏を聴かせながらバンドメンバーを紹介、アドリブを交えジャムセッションを楽しんだ。

 ライブの終わりには、何十発もの花火が上がった。開催できなかった2年分の思いも込めて、何発も何発も。温かみのあるバンドサウンド、心地よいチルアウト感、そして波の音と花火の匂い。平井 大がビーチに帰ってきたことを、五感で実感したライブとなった。

※第一部“#Acoustic”の模様は、Amazon.co.jpでアルバム『HOPE / WISH』を購入した方限定の視聴シリアルコードから、本日5月25日より視聴することができる。

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