King & Prince、SixTONES、Snow Man、なにわ男子……若手グループの加速する勢い ジャニーズに訪れる新たな時代

カラフルな個性をまとめあげるSnow Man

 2020年1月にSixTONESと同日にデビューしたSnow Man。アクロバットとダンスを得意としており、音楽番組でもダイナミックなパフォーマンスを披露している。デビュー前から多くのバラエティに登場していたが、それぞれの個性が強い。一度聞いたら覚えられるような個性を持っており、視聴者に与えるインパクトは強烈だ。

 3月25日公開の映画『おそ松さん』では、メンバー全員で主演を務める。Snow Man=おそ松さんは予想外だったと思うが、それぞれのキャラクターを考えると、納得感がある。

 強烈な個性だからこそ、集合したときのパワーはすさまじく、予想外の化学反応を見せてくれることが多い。パフォーマンスだけではなく、バラエティでもどのような爪痕を残していくかが気になるグループだ。

老若男女の心を射止めたなにわ男子

 昨年、華々しいデビューを果たしたなにわ男子。デビュー日には羽田空港の日本航空格納庫特設ステージでお披露目を果たした。おまけに登場はジェット機。デビュー日から年末にかけては、テレビをつければデビュー曲の「初心LOVE」を聴かない日はなかったほどだ。

 そして瑞々しいパフォーマンスに心を奪われる人が続出。ジャニーズに興味がなかった人でも、「ずっと見ていたくなる」とトリコにしてしまう。ある情報番組では彼らのVTRを観ていた男性コメンテーターが「(なにわ男子は)きゃっきゃっしているところは嫌な気分にならない」と漏らしたほど。

 関西、というと笑いやバラエティ色が強くなりがちだったが、彼らはアイドルの王道をひた走る。かと思えば、口を開けばなにわ節。ここ十数年、アイドルは歌って踊れるだけではなく、バラエティ力も求められるようになっていたが、なにわ男子はナチュラルにそのポテンシャルを最初から伴っているニュータイプと言えるのかもしれない。

まだまだスターは控えている

 ジャニーズJr.の活躍も目覚ましい。Travis Japan、HiHi Jets、美 少年、7 MEN 侍、少年忍者、Jr.SP、IMPACTors、関西に目を移してみても、Lil かんさい、Aぇ! groupなどがデビューを目指す。

 YouTubeへの進出と同時に、動画やテレビ番組を通じて先輩たちとの絡みが増えているのも影響しているだろう。デビュー組も先輩グループとの共演が増えており、若いグループを知らない世代にも浸透しつつある。

 しかし、先輩グループも黙ってはいない。それぞれが新しい挑戦をし続けている。アイドルに限らず、若い世代が元気ではない企業は成長できない。これから、ジャニーズ事務所の新たな時代が訪れる可能性は高い。

関連記事