本田仁美、小栗有以、山内瑞葵……AKB48を変えていく逸材揃い、今年の新成人メンバー

熱い感情を前に押し出す、山内瑞葵

 山内瑞葵は、2020年3月リリースの57thシングル表題曲「失恋、ありがとう」でセンターに抜擢された逸材だ。一方で、2021年7月6日放送『乃木坂に、越されました~AKB48、色々あってテレ東からの大逆襲!~』(テレビ東京系)では、コロナ禍でライブがなくなり、「失恋、ありがとう」を披露する機会が少なくなったことから「なにをしたら良いか分からなくなった。胸を張ってセンターをやった、とは言えなくて」と涙を流した。さらに翌週回の“AKB48の魅力をどうしたらもっと世間に知ってもらえるか”というテーマで討論が行われた際には、「私を含めて、自分のことを知りきれていない。だから発言やアピールもできていない」と語気を強めていた。

【MV full】失恋、ありがとう / AKB48 57th Single【公式】

 山内の魅力は、AKB48での活動に対して感情を全面に押し出すところだ。「失恋、ありがとう」でセンターに選ばれた際や、2020年1月のソロコンサートのとき、また配信時もファンやグループのことを考えると涙がこぼれてしまう。人一倍芯が強い彼女のような人には、熱い涙がよく似合う。

 また2021年4月には舞台『フラガール - dance for smile -』でフラダンスにも挑戦。雑誌『アップトゥボーイ』(ワニブックス)の隔月連載「ずっきーのダンス世界紀行」のなかでは、アイリッシュダンスなど世界中のダンス習得を目指して奮闘中だ。もともとダンス能力に定評があったが、この連載を通してさらなるステップアップを遂げようとしている。

【ちょい見せ映像倉庫】2020年1月26日 AKB48 山内瑞葵ソロコンサート~“MY” Revolution~

 ほかにも舞台『ぼくらの7日間戦争』で好演をみせた濱咲友菜、オーディション番組『PRODUCE 48』出演を機にアジア諸国でダンスパフォーマンスが注目を集めている下尾みうなど、今年の成人メンバーは逸材ばかり。2022年はこの“黄金のトライ世代”がAKB48をリードしていくはずだ。

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