BE:FIRST、INI……Z世代ボーイズグループに求められるのは調和力? “リーダー決め”から考える

“Z世代”が求めるリーダー像は?

 BE:FIRSTと同日11月3日にデビューシングルを発売、『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2』から誕生したINIでは先日、木村柾哉がリーダーに決定。リーダー決定の様子はYouTubeにて公開されていたが、そこで興味深かったのが、それぞれの思うリーダー像についてだ。

INI | リーダー決定

 「チームの未来像を描いていける人」(田島将吾)、「メンバーのことを理解している人」(池﨑理人)、「メンバーの細かいところに気がつける人」(藤牧京介)といったコメントが出てきた。

 その上で、INIにふさわしいリーダー像を問われると「器の大きい人。中心にいるけど俯瞰してメンバーを見てくれている人」(西洸人)、「物事を知っている人。人間的、道徳的な面でも、知識が豊富で、その場に適した言葉をかけられる人」(木村)という意見が出ている。

 立候補がいなかったため、無記名による推薦投票になったが、そこで名前が挙がったのが、木村、田島、西、尾崎匠海の4名だ。そこでさらに多数決ではなく、それぞれの意思を確認。「みんなを見ながら支えたいというのが理想」(尾崎)、西は名前を挙げている人がいるならそれに応えたい気持ちはある、としながらも「(オーディション中)は後ろからホイホイいっていたタイプだったから、そっちのほうが向いているのかな」とそれぞれが冷静に自己分析しているのも印象的だった。

 自己本位的ではなく、自分と周りを客観的に判断してリーダーを選ぶ。メンバーが支持できる人、信頼できる人、尊敬できる部分がある人、俯瞰してグループをまとめられる人――リーダーには求められるものが多い。しかし、そんな理想に応えて、グループの調和を維持できる人がいればこそ、スターへの階段を上っていくことができるのかもしれない。

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