清水美依紗、多彩な楽曲ひしめくバイラルチャートで首位に 新たなディズニーソングの歌い手に宿る“抜群の才能”

参照:https://spotifycharts.com/viral/jp/weekly/latest

 Spotifyの「バイラルトップ50(日本)」は、最もストリーミング再生された曲をランク付けした「Spotify Top 50チャート」とは異なり、純粋にファンが聴いて共感共有した音楽のデータを示す指標を元に作られたプレイリスト。同チャートを1週間分集計した数値の今週分(7月22日公開:7月15日~7月21日集計分)のTOP10は以下の通り。

1位:清水美依紗「Starting Now ~新しい私へ」
2位:『ユイカ』「好きだから。」
3位:KIMMUSEUM「We’re Already」
4位:THE FIRST「Be Free -from Audition THE FIRST-」
5位:Måneskin「Beggin」
6位:nns, kkn, Ryu「!!!」
7位:松本晃彦「The Summer Wars」
8位:M&A, Бэтси「Симпл димпл поп ит сквиш」
9位:Oasis「Don't Look Back In Anger」
10位:サラ・コスラン「As The World Caves In」

 ひとことで言えばカオス。それが今週のバイラルチャートだ。アーティストのネームバリューだけでは予測できない面白さがあり、先週あたりから、その面白さがいかんなく発揮されている印象だ。先週に引き続き今週も上位の入れ替わりが多く、10位内に絞っても、10曲中7曲が、7月16日以降に50位以内に初ランクインしてきた曲である。いきなり2位にランクインしてきた高校生のシンガーソングライター『ユイカ』の「好きだから。」を筆頭に、SKY-HIが主催するボーイズグループ発掘オーディション『THE FIRST』の「擬似プロ審査」課題曲「Be Free -from Audition THE FIRST-」、7月16日に地上波で放送された細田守監督の長編アニメ映画『サマーウォーズ』の劇中歌、昨今バイラルチャートを賑わしているnns、kkn、RyuやM&A、Бэтсиによるコラボレーション楽曲、英国を代表するモンスターバンドになりながら兄弟喧嘩で解散したOasisの代表曲など、多岐にわたる楽曲がランクインしている。

清水美依紗「Starting Now ~新しい私へ」

 そんな中、今週1位を獲得したのが清水美依紗「Starting Now ~新しい私へ」である。同曲は2021年春から2022年夏まで開催予定のディズニープリンセスをテーマにしたグローバルなプロジェクト「Ultimate Princess Celebration(アルティメット・プリンセス・セレブレーション)」日本版テーマソングだ。

 さて、清水美依紗であるが、彼女は日本人の父とフィリピン人の母を持ち、出身は三重県。音楽好きの母親の影響で3歳からピアノとバイオリンを始め、高校では音楽科でオペラを学ぶ。高校時代からその歌の上手さを語る逸話がいくつもあり、2016年のアリアナ・グランデ来日に合わせたオーディションで審査員特別賞を受賞。May J.「本当の恋」を歌う動画がMay J.本人の目にとまり、May J.の全国ツアーのオープニングアクトに抜擢されるというのもかなりすごい。2017年放送の『THEカラオケ★バトル』(テレビ東京系)では、優勝を果たしている。高校卒業後は米国に留学し、ニューヨーク・フィルム・アカデミー・ミュージカル・シアターで演技、歌唱、ダンスを学ぶ。帰国後に始めたTikTokでは洋楽やディズニーソングを中心に、オペラのソプラノの代名詞「魔笛」のカバーなどを披露している。そして、SNSを通して彼女の歌声を聴いたウォルト・ディズニー・ジャパンの担当者が、その歌唱力の高さと将来性に注目し、日本版アーティストとしてオファー。米国本社の審査を経て今回の起用に至ったという(※1)。

【カラオケバトル公式】清水美依紗:May J.「本当の恋」/2017.9.20 OA(テレビ未公開部分含むフルバージョン動画)

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