清水美依紗、多彩な楽曲ひしめくバイラルチャートで首位に　新たなディズニーソングの歌い手に宿る“抜群の才能”

　デビュー曲となった「Starting Now ～新しい私へ」のオフィシャルミュージックビデオは公開から約1カ月で120万回再生を突破し、さらに7月14日放送の音楽特番『2021 FNS歌謡祭 夏』（フジテレビ系）への出演で、一気に注目度も高まった。

　「Starting Now ～新しい私へ」は、大地を駆けるようなスピード感とスケールの大きさが特徴で、歌のスペックは声量、ピッチ、抑揚、ニュアンスの表現など、どれをとっても文句なし。ソプラノの上手さが印象に残るが、最大の魅力は力強さを持った中音域の歌声にあると思う。歌詞はほとんど日本語だが、発音のニュアンスに個性を見出すことができ、例えば、歌い出し一音目の〈目に映る〉の「め」の入り方、口を全開にして歌い始めないゆえブレスとはまた違ったニュアンスが入っている。途中の〈そこは　A whole new world〉の「は」と「A」のつなぎの部分には、メロと言葉のマッチングに比類なき才能を感じる。歌姫、ディーヴァというよりも、生きている歌そのもの。そんな形容がしっくりくる女性シンガーの登場だ。

※1：https://flying-postman.com/music/202106101931/