[Alexandros]、MONSTA X、ジャニーズWEST、祭nine. ……5月5日リリースより新譜4作をレビュー

　CDデビュー7周年を迎えたジャニーズWESTの16枚目のシングル『サムシング・ニュー』。あいみょんが「Time goes by」の作詞以来、6年ぶりに書き下ろした表題曲「サムシング・ニュー」は、バージンロードを歩むカップルをヒーローと姫に見立てた歌詞がユーモラスなウエディングソング。始まりのファンファーレのように鳴り響くホーンアレンジも清々しく、一歩踏み出す人の背中を押してくれる。このほか、柳沢亮太（SUPER BEAVER）が提供した疾走感溢れるロックなナンバー「僕らの理由」（初回盤Aのみ収録）」や、キラキラなシンセサウンドで盛り上げる「Don’t Stop Loving」（初回盤Bのみ収録）など、多面的で多彩な彼らの魅力が満載。シングルながらミニアルバムのようなボリューム感もうれしい。（渡部）

　祭nine.がユニバーサルミュージック移籍第2弾シングルをリリース。ドラマ『最高のオバハン 中島ハルコ』（フジテレビ系）の主題歌としてもオンエア中の「やったれ我が人生」は、ユニット名通りのお祭り感満載のナンバー。和楽器をフィーチャーしたご機嫌で躍動感あふれるトラックと、悩める現代人に喝を入れるような〈やったれ！〉というストレートなメッセージがなんとも痛快だ。カップリングにはピアノが印象的なロカビリーポップ「バンビーノバンビーナ」（パターンA、B）と、ハードなギタープレイが炸裂するメロディアスな「The FLAG」（パターンCのみ）を収録。3曲とも“人生の応援歌”をテーマに据え、祭nine.らしいエネルギッシュなサウンドで魅せる！（渡部）

■森朋之
音楽ライター。J-POPを中心に幅広いジャンルでインタビュー、執筆を行っている。主な寄稿先に『Real Sound』『音楽ナタリー』『オリコン』『Mikiki』など。

■渡部あきこ
編集者／フリーライター。映画、アニメ、漫画、ゲーム、音楽などカルチャー全般から旅、日本酒、伝統文化まで幅広く執筆。福島県在住。