Creepy Nuts、“タレント化”する中でのラジオという居場所 「現実逃避というスタンスは変わらない」

Creepy Nutsにとっての“ラジオという居場所”

 2018年4月からスタートし、今年で4年目を迎える『Creepy Nutsのオールナイトニッポン0(ZERO)』(ニッポン放送)。ヒップホップファンのみならず、ラジオリスナーからも好評となっている。今回、無事に番組改編を乗り越えた二人にインタビュー。近年ではR-指定、DJ松永ともにバラエティからドラマまで様々な番組に次々と出演。テレビでの活躍も増えた二人にとってラジオとはどのような場所なのか。さらに、本業である音楽活動との向き合い方についても語ってもらった。(編集部)【記事最後にプレゼント情報あり】

ラジオは今も昔も“現実逃避”の場所

ーー2018年から『オールナイトニッポン0(ANN0)』のレギュラー放送がスタートしました。松永さん、R-指定さんはもともとラジオリスナーだったそうですが、ラジオはご自身にとってどういうものでしたか?

DJ松永:現実逃避の手段でしたね。昔、ラジオを聴いていた時からずーっと。しんどいことがあっても、家に帰ってラジオを聴いていたら、その時間だけは解放されるし、出先でもしんどい時にスマホやiPodでラジオを聴いている時は現実逃避できたので。結局それはいまだに変わらずという感じです。自分が喋る立場になっても面白い番組は聴いていますし。

R-指定:一緒にやっていて思うのは、松永さんは実際自分の活動や生活であった、逃避したいような辛い出来事、しんどかった出来事もラジオで話すし、聴いている時もやっている時も現実逃避というスタンスは変わらないのかな、と。

DJ松永:ラジオをやっていなかったら、もうちょっと日常が荒れていたというか。今も感情が不安定な方だけど、もっと不安定だっただろうなと思います。しんどい感情や出来事をラジオで喋れて、楽しいことに昇華できて楽になるというのは、さっきRが言ったみたいにあるので。

ーー最近はバラエティ番組など、テレビへの出演も目立っていますが、ラジオに出演する時との意識の違いなどはありますか?

DJ松永:ラジオは本当にRと二人で喋っているのを皆に聴いてもらうみたいな感じで、編集されるわけではないですからね。テレビはスタッフさんが作りたいものがあって、役割があって、そこに俺らが呼んでいただいて、期待する役割を担いに行く。そこに大きな違いがありますよね。

R-指定:両方をガッツリ把握できているわけではないですが、ラジオは本当に松永さんが言ったとおり、二人で話していたり。どっちかというと、自分のことをたっぷり喋れるというのはありますね。相手のこともじっくり聞けるし、ゆっくり喋れる時間がある。テレビはもう、早すぎて(笑)。

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