JO1、2021年はさらなる飛躍遂げるか 鍵となるのは“成長のスピード感”と“ピュアな人間性”?
そして、2021年にはJO1のキャラクターにもよりスポットが当たってほしいと願う。というのも、JO1の色はこれまでありそうでなかったものと感じるからだ。昨今、ボーイズグループの多くが仲の良さを売りにしている。もちろん、JO1も例外でないが、彼らの場合はお互いへのリスペクトが色濃く見えるのである。しかも改まった場だけでなく、ふとした会話の中でも見えるのがいい。例えば、2020年12月11日に行なわれた配信ライブ『JO1 & JAM結成1周年記念ライブ配信』でもそうだ。客観的視点でメンバー同士の頑張りを語り合うシーンがある。その内容を聞くと、普段から見ていなければわからないようなことを話しており、茶化したりすることもなくお互いにリスペクトを伝え合っている。誕生日を迎えた鶴房汐恩が父親からの手紙に涙していた場面で、全員一緒になって感動している姿もいい。彼らの人間性を端的に形容するのは難しいが、「ピュアで温かい」という言葉がしっくりくる。しかも、11人全員、だ。そんな彼らのやり取りを見ているだけでほっこりする人は少なくないはず。こんな時代だからこそ、JO1メンバーたちの温かさは多くの人に癒やしを届けるのではないだろうか。
2020年11月25日に行なわれた「リリース記念生配信」の囲み取材の中で、川尻蓮が「デビューして1年目っていう言い訳もそろそろ通用しなくなってくる時期」と不安をのぞかせていたことがある。もちろん、“TOP”に立つためにはさらなる努力は必須だ。だが、自分たちらしいパフォーマンス、そして今のままのピュアな人間性を忘れずにいれば、より多くのファンの心を掴めることは間違いないだろう。2021年、JO1のさらなる活躍はもちろん、“TOP”へ駆け上がるスピード感にも期待したい。