風男塾が語る、『会いたい、会いたい』に込めたファンへの思い　新体制に突入する2021年への決意も

メンバーそれぞれの“レコーディングあるある”

ーー3曲目の「Your Eyes Only」は、ドラマ性のあるロマンティックなラブソングです。「テノナルホウヘ」からのギャップがいいですね。

愛刃健水：この曲は爽やかですよね。野外が似合う曲だなって思いました。でも、歌詞は曲が展開していくのに合わせて物語が進んでいくようなドラマティックな内容で、レコーディングでは、台詞を言う感覚で歌わせてもらいました。ポイントは、2番の〈今日は確か冬の花火が上がるそうだよ 僕が映る〉の〈僕が映る〉。言葉の意味としては＜今日は確か冬の花火が上がるそうだよ〉で切れて、〈僕が映る 列車の窓〉というふうに続くんですけど、メロディとしては〈今日は確か冬の花火が上がるそうだよ 僕が映る〉が一括りになっていて。それが、作詞作曲をしてくださった俊龍さんらしい表現の1つなんだろうなって思いましたね。

偉舞喜雅：すごく歌いやすかったです。歌詞もすごく好きだし、メロディも耳に残りやすい曲だなと思って、レコーディング後もずっと歌ってました（笑）。レコーディングしている時は、海の上をパシャパシャ走ってるイメージでしたね。「会いたい、会いたい」の時は集中して気持ちを作ってレコーディングに臨んだんですけど、「Your Eyes Only」はそれと真逆で、解き放たれたような感じ。ひたすら走って何かを見つける、みたいな感覚で歌いました。

紅竜真咲：俊龍さんって、『アイドルマスター』の曲をたくさん書かれてる方なんですよ。俺、『アイマス』が大好きなので、今回俊龍さんの曲を歌わせていただけることが決まった時、めちゃくちゃテンションが上がりました。しかも、レコーディング当日に俊龍さんが来てくださって！　あの名曲たちを生み出した憧れの俊龍さんが目の前にいるって思ったら、めちゃくちゃ緊張しちゃって。スタッフさんから「落ち着いて！」って言われてました。「ここはステージ……」って言い聞かせながら、なんとか歌いました（笑）。

神那橙摩：俺も俊龍さんがいらっしゃって、すごく緊張しました。でも、歌う前に「自由に歌って」って言ってくださったので、良い意味で緊張がほぐれて。デモを聴き込んでいる時から、歌詞や曲調からキラキラとした世界観がイメージできていたので、そのイメージのまままっすぐ歌わせていただきました。

ーー振付はどんな感じですか？

偉舞喜雅：ダンスをしっかり踊るというよりは、手振りのほうが多いですね。笑顔でファンのみなさんに届けようっていう想いが、そのまま振付になった、みたいな。わかりやすい振付になっていると思います。

愛刃健水：そういう振付も含めて、3曲の中では、「Your Eyes Only」が一番いつもの風男塾っぽさが出たんじゃないかなって思いますね。挑戦的な楽曲をリードに据えたシングルではありますけど、この曲が入ることで1枚をまとめてくれてる感じがします。

ーーちなみに、前作のレコーディングでは、気怠い感じを出すためにあえて脱力して歌ったというエピソードがありましたが、今作のレコーディングで意識してやっていたポーズなどはありますか？

愛刃健水：いつもはわりと「もっと笑顔で歌って」って言われることが多いんですけど、「Your Eyes Only」に関しては自然と笑顔で歌ってましたね。あと、ポーズと言えば、俺は赤鉛筆を左手で持って、右手を腰に当てて歌うのが歌いやすくて。いつもこのポーズで歌ってます。

神那橙摩：えっ、俺もです。ペンを握ってないと歌えない。

紅竜真咲：ペン？　なんで？

愛刃健水：たぶん、それでリズムとってんねんな。それにしても、また変なところで意気投合したな。ビックリした～（笑）！

神那橙摩：でも、俺は細いサインペン派ですね（笑）。

紅竜真咲：そこは違うんだ（笑）。

愛刃健水：雅は“レコーディングあるある”ある？

偉舞喜雅：俺は楽な格好でレコーディングしたいので、裸足で歌ってることが多いです。でも、結構踊っちゃいますね（笑）。レコーディングの時はまだ振付がついていないんですけど、自分だったらこういうふうに踊るなと思いながら歌います。

新メンバーが入っても自分らしくいられたら

ーーそんなレコーディング風景を想像しながら聴くと、また違った楽しみ方ができるかもしれませんね。そして、ちょうどクリスマスシーズンのリリースということで、“恋人と会えないクリスマスイブ”というテーマで、みなさんの理想のデートプランを教えていただけますか？

愛刃健水：雅が得意とする妄想トークですね（笑）。え～、なんやろ？

紅竜真咲：俺は1日中、ビデオ通話を繋ぎます。その日はお風呂に入る時も、ご飯を食べてる時も、寝る時も全部繋ぎっぱなしにして「ずっと一緒にいるよ」って伝えますね。

神那橙摩：“俺が絶対行くよ券”を渡します。今は会えないかもしれないけど、また会えるようになったら、君が呼んだらいつでも会いに行くし、その時は何でもしてあげる。そういう世界に1枚だけのスペシャルな券を手書きで作って送ります！

愛刃健水：要するに肩たたき券やな（笑）。

偉舞喜雅：自分はアウトドア派なので、カメラをつけてバイクに乗って、「見えるかー？」って話しかけながらバーチャルデートをしますね。それでイルミネーションを見たりして、楽しませたいなと思います。家に帰ってきた瞬間に、彼女の家のチャイムが鳴って、「今日はありがとう」という手紙とプレゼントが届く。そんなクリスマスデートがしたいです。

愛刃健水：じゃあ俺は、クリスマスイブまでに毎日ちょこちょこプレゼントを贈っていきます。花も添えておいて、当日には花束になっているようにする！　俺は結婚まで考えている設定なので、最終日には結婚指輪を送りたいんですよ。そこにピークが来るように気持ちを高めてあげたいから、いろいろと仕掛けると思います。

紅竜真咲：いいですね。ウエディングドレスが届いちゃうかも？

愛刃健水：楽しみにしておいて。でも本当は、カーテンを開けたら外におるっていうのが理想。ロミオとジュリエットみたいなことがしたいですね。

紅竜真咲：じゃあ、俺は向かいのマンションに引っ越します！

（一同笑）

ーーでは最後に。12月30日には『風男塾 第1弾 新メンバースペシャルお披露目会』も控えているということで、新体制で突入する2021年に向けて、意気込みをお願いします。

偉舞喜雅：今はまだ全然実感がないんですけど、それぞれの個性も活かして、風男塾らしくやっていきたいなと思います。1年とはいえ、先輩になるので。後輩には負けない！　という気持ちもありつつ、一緒に頑張っていきたいですね。

神那橙摩：正直、先輩になるぞ！　っていう実感はまだなくて。新メンバーが入っても、自分は自分らしくいられたらいいなと思っています。今年はコロナの影響で活動しづらい部分があったので、来年はこの状況が収まることを願って、少しずつ活動の幅を広げていけたらいいなと思いますね。ファンのみなさんに会えるのを楽しみにしています。

紅竜真咲：2021年はファンのみんなに感謝を伝える1年にしたいですね。ライブができなかったり、各地に会いに行くことができない期間も、みんなが俺達のことを諦めずにいてくれたから、少しずつ会えるようになった今があるし。みんなが諦めずにいてくれから、風男塾として2021年を迎えることができます。今後の状況はまだわからないですけど、またツアーが再開できるような未来になっていたら、一人ひとりに感謝を届けにいきたいと思います。個人的には、やれることは全部やりきる、そんな2021年にします。

愛刃健水：俺、本当だったら2020年末に卒業する予定だったんですよね。それが、コロナ禍でいろんなことを考えて、来年3月まで卒業を延期することになったんですけど……いざ年末を迎えて、この選択をしてよかったなと思っています。自分の中ではもう悔いがないと思ったから“卒業”を発表させてもらったわけですけど、やっぱり、風男塾は自分を作ってもらった場所なので、卒業できてやったー！　という感覚ではなくて。寂しい部分も、もちろんあるんですよ。だから、2021年3月までではありますけど、ちょっとでもみんなと長くいられるというのは嬉しいですし、この3人や新メンバーには、自分が風男塾で学んだことをできる限り伝えていきたいなと思います。そして、今年実現できなかったことや伝えきれなかった想い、あらゆる感謝をこの3カ月間に詰め込めたらいいなと思いますね。この期間は、今までよりももっと自分をさらけ出していくので、全部受け止めてください！

オリジナル動画：風男塾が会いたい人は？

■リリース情報
2020年12月23日（水）発売
『会いたい、会いたい』
＜初回限定盤A＞
CD+DVD
価格：1,436+税　　TECI-753
CD収録内容：M1. 会いたい、会いたい　M2. テノナルホウヘ
DVD収録内容：会いたい、会いたい MUSIC VIDEO

＜初回限定盤B＞
CD+DVD
価格：1,436+税　　TECI-754
CD収録内容：M1. 会いたい、会いたい　M2. テノナルホウヘ
DVD収録内容：会いたい、会いたい　MUSIC VIDEOメイキング映像

＜通常盤＞
CD
価格：定価1,000+税　　TECI-755
CD収録内容：M1. 会いたい、会いたい　M2. テノナルホウヘ　M3. Your Eyes Only
+上記3曲Instrumental

「会いたい、会いたい」
作詞：SHIROSE from WHITE JAM／作曲：SHIROSE from WHITE JAM, Dazsta／編曲：SHIROSE from WHITE JAM, Dazsta

「テノナルホウヘ」
作詞・作曲・編曲：木下龍平

「Your Eyes Only」
作詞・作曲：俊龍／編曲：成田忍

「会いたい、会いたい」配信サイト

■ライブ情報
『風男塾 Christmas Party サンタク・ロース～貴方が選んだプレゼント～』
2020年12月13日（日）大阪・BIGCAT
1部…開場13:00／開演13:30　2部…開場17:00／開演17:30
2020年12月19日（土）愛知・名古屋ボトムライン
1部…開場13:00／開演13:30　2部…開場17:00／開演17:30

『風男塾 黒白歌合戦2020』
2020年12月30日（水）東京・渋谷ストリームホール
開場14:00／開演14:30

『風男塾 第1段 新メンバースペシャルお披露目会』
2020年12月30日（水）東京・渋谷ストリームホール
開場18:00／開演18:30

■関連リンク
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