THE RAMPAGEメンバー分析【入門編】Vol.14:山本彰吾
THE RAMPAGE 山本彰吾は“ブレーン”的存在 グループの快進撃に貢献する一方でファンを翻弄する小悪魔な一面も?
山本のキャラクターを一言で表すとしたら、“THE RAMPAGEのブレーン”。本人も「これは理想なんですけどTHE RAMPAGEの“GO出し”になりたいです! たくさんのアイデアを吸い上げてまとめて、16人で一斉に攻めることのできるタイミングを見極めて「GO!」といえる、そんな存在になりたい」(引用:THE RAMPAGE、16人全員集合インタビュー バラードでの新たな挑戦とグループ内での個々の役割を語る)と語っており、THE RAMPAGEの振付はリーダーのLIKIYAが中心となって考えることが多いが、山本もLIKIYAを補佐する役割を担っている。ツアーを開催する際も山本が率先してライブの構成を考えているそうで、その姿はまさに“参謀”といった風格。メンバー同士で飲み会をやる時なども、基本的には山本が幹事を担当しているという。しかしその実態は、ニコニコ微笑んでいたと思いきや、不意に狂気じみた表情をしたり、奇行に走ったりと、予想外の言動でファンを翻弄するミステリアスキャラ。昨年、THE RAMPAGEがLINE LIVE(『THE RAMPAGE from EXILE TRIBE スペシャルLINE LIVE』)を行った際には、話の流れで「人格を間違えてました」と口走り、RIKUから「何人いるの!?」と突っ込まれる場面もあった。さらに、「人がちょっと困ってるところが好き」(引用:M-ON! )という小悪魔な一面もあり、“やましょへ”(山本彰吾&浦川翔平)コンビのミニコントを始め、山本の愛のあるいじりがメンバー達の魅力を引き出している。
パフォーマー以外の活動に関しては、2018年からは、持ち前の頭の回転の速さとトーク力を活かしてラジオ『やましょ~の作業用BGMにでもどうぞ。』をEXILE TRIBE mobile内で配信中。また、ラジオ番組『RMPG DOPE STATION』(block.fm)のレギュラーパーソナリティも務め、現在はラップユニット「MA55IVE THE RAMPAGE」の一員としても活動している。だが、じつはステージ上でマイクを持ったのはこれが初めてではなく、小学生の頃には「(ステージ上で)EXILEさんの「EVOLUTION」を姉貴と2人で歌った」(引用:TOKYO HEADLINE)経験や、ミュージカルに出演した経験もあるとのこと(参照:フリーペーパー『JAPAN MOVE UP WEST vol.42』)。昨年公開された映画『HiGH&LOW THE WORST』とDHCがコラボしたショートコメディ(現在は公開終了)では、2016年よりHiGH&LOWシリーズで演じているヒカル役としても歌やダンスを披露した。メジャーデビュー当時は「自分はこの世界に入って本格的に夢を追い始めた」(引用:モデルプレス)と語っていた山本だが、幼少期から人前でパフォーマンスしてきた経験があったからこそ、何事にも臆することなく挑戦できているのだろう。最新シングルのタイトル曲「INVISIBLE LOVE」のMVでは、電話越しに別れを告げられた切ない役どころを演じ、俳優としてもポテンシャルの高さを見せつけている。
ちなみに、その美白具合からも察するように、プライベートはインドア派だという山本。最近は自炊をしたり、絵を描いて過ごすことが多いそうで、今週も「#やましょーからの挑戦状」と題して自分の似顔絵を募り、絵を通じてファンとの交流を楽しむ姿が見られた。過去の『THE RAMPAGEのガチTV』(LDH TVで配信中)で後藤拓磨と巨大スプレーアートを完成させたことや、今後やってみたいこととして「(地球温暖化を抑制するために)絵を描いて、それを日用品として使えるトートバッグやエコバッグにしたい」(引用:TV fan)と語っていることからも、引き続きアート方面への展開が期待される。
まるでカメレオンのように柔軟に色を変え、ダンス、ラップ、ライブ構成、演技、アート、料理……と、どんなこともスマートにこなす、できる男“やましょー”。THE RAMPAGEが快進撃を続ける裏には、虎視眈々と攻撃のチャンスを窺う彼の姿がある。