Rich Brian、ANARCHY、Awich……「TOKYO DRIFT FREESTYLE」で個性的なビデオを披露したラッパーたち
新型コロナウイルス(COVID-19)の世界的な流行のため、人々の生活には様々な変化が起きた。授業や業務はオンラインで行われ、多くの人が外出を控えて家の中で毎日を過ごしている。ウイルスの拡散を防ぐためには欠かせない措置だが、生活範囲が制限されて退屈さを感じる人も少なくない。
そこで<88rising>所属のインドネシア人ラッパー・Rich Brianが自宅待機が求められる中ヒップホップファンを応援するために「TOKYO DRIFT FREESTYLE」ビデオを公開した。これは、映画『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』(2006年)のOSTとして制作されたTERIYAKI BOYZの「TOKYO DRIFT」をビートジャックし、ラップを載せた映像。3月25日に公開された映像は500万回近くの再生回数を獲得し、同じく自宅待機を余儀無くされるラッパーたちにインスピレーションを与えた。Rich Brianのように「TOKYO DRIFT」のビートにバースを乗せ、ホームメイドビデオと一緒に公開するのがチャレンジ企画化され、日本のラッパーたちも多数参加している。本コラムではその中でも<88rising>の公式YouTubeチャンネルを通して公開された7人のラッパーの「TOKYO DRIFT FREESTYLE」を紹介したい。
JP THE WAVY
4月に1stアルバム『LIFE IS WAVY』をリリースしたJP THE WAVYは自身の趣味がまるまる表れるプライベートなスペースを公開した。様々なBE@RBRICK(ベアブリック)や村上隆の作品、、A BATHING APEのBABY MILOのぬいぐるみなどに囲まれたwavy=イケてる部屋の中で派手な衣装とアクセサリーを着こなし、スタイリッシュなビデオを完成させた。
ANARCHY
クリエイティブ・プロダクション<ONEPERCENT: 1%>の主宰、ANARCHYは、パンデミックを経験している人々にフェイクニュースに惑わされず、自分の身は自分で守ろうと促す。一方、マスクや消毒液などのCOVID-19対策アイテムが置いてある家で、彼は現在の状況さえも楽しもうとする工夫が必要だという。ANARCHYはその例として友達とのビデオ通話、インターネットショッピングなどを提案した。
Leon Fanourakis
『高校生ラップ選手権』『ラップスタア誕生!』の優勝者として知られているLeon Fanourakisも「TOKYO DRIFT FREESTYLE」チャレンジに参加した。Leon Fanourakisはホームスタジオで優れたラップスキルを披露する一方、きちんと手の消毒を行い、最後はマイクのポップガードもウイルスが残らないように拭いて、チャレンジの趣旨を表現した。