サカナクション 山口一郎、コロナ禍にアーティストが発言することの重要性に言及「リスクがあるけど議論を生むのは必要」

 続いては、MISIAがテレワークで出演。MISIAは1月に中国でスタートした番組『歌手 SINGER・当打之年』に出演が決まり、1~2回分の収録は終えたが、新型コロナウイルスの影響で、その後は遠隔で出演したという。自身が行っている“あなたにスマイルプロジェクト”という取り組みについては、「拡大防止のために自宅にいる人や医療従事者への感謝の気持ちを込めて、海外では色々な取り組みが行われている。窓を開けてみんなで踊ったり、歌ったり。音楽を通じて想いを共有する場面が海外にはあるけれど、日本ではそういう取り組みが少ない」とスタートした理由を語る。また、「人間が生きていく上で、体の栄養も大事だけど心の栄養もないと辛い。音楽のような心の栄養は、緊急事には必要ないと思われることもあるけど、私たちは音楽の力を知っているので、それを伝えていきたい」と想いを明かした。

 同じくテレワークで出演した及川光博は、「ただいま開店休業中。ミッチーです!」と元気よく登場。ワンマンショーツアー2020『SOUL TRAVELER』が延期となり、出演予定のドラマ『半沢直樹』(TBS系)も撮影を中断していることから「率直に言って、ミッチーは寂しいです」と気持ちを明かす。また、「うちの一座は一致団結して、あらゆるステージを実現してきたけど、今は全員開店休業中なので承認欲求や創作威力を失わないようにしている」と現状を語った。及川は、ライブに参加するファンの情熱や愛を代弁した自身の楽曲「Shake me, darlin'」をリクエスト。最後は、「いつの日か笑顔で一緒に歌って踊って、笑って泣ける日がくる日を信じて会えない時間を育てていきましょう」と、ファンへメッセージを送る。そして、「ラジオの前の皆さん、両手を広げて~! 遠隔ハグ!」とラジオ越しにファンを抱きしめた。

 20時からは、イマジンスタジオからLittle Glee Monsterの生ライブをオンエア。メンバーのMAYUは、「メンバー同士で会うのは2週間ぶり。今まで当たり前の存在だったので、それがなくなったのが不安と不思議な気持ちというか、やるせない気持ちだなと思います」と本音を漏らす。かれんは「アーティストとして音楽を届けることが途端にできなくなり、いつ再開できるかわからないのは不安ですが、そんな中でもアーティストの方が何かを発信しようという姿をSNS上で見ていると勇気をもらえる。私たちもファンの皆さんに何かを伝えられたらなと思います」語った。そして、FUNKY MONKEY BABYS「あとひとつ」、DREAM COME TRUE「何度でも」などのメドレーを披露。2週間ぶりとは思えない、美しいハモリをファンに届けた。その後は、平原綾香「Jupiter」を歌唱。自身の楽曲「世界はあなたに笑いかけている」でステージを締めくくった。

 エンディングでは、中西氏が「音楽って音を楽しむって書くんですよね」「そういう気持ちを持ちながら、音楽に携わる人たちの雇用を守りたいし、僕たちはそのために尽力しなきゃいけない」と語った。

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