JO1の“リーダー”與那城奨、抜群のトーク力と視野の広さでグループ牽引 安定したボーカルでも存在感示す
関西では3月28日、関東では3月31日に放送された『おかべろ』(カンテレ・フジテレビ)に出演したJO1。初のトークバラエティ出演にもかかわらずしっかり爪痕を残し、SNSなどを中心に話題になっていた。4月13日には『HEY!HEY!NEO』(フジテレビ系)への出演も控えており、今後お茶の間にもその名を広めていくことになるのだろう。そんなJO1を応援するべく、リアルサウンドではこれまでメンバー一人ひとりの魅力を紹介してきた。ラストとなる今回は、“麗しの筋肉兄さん”ことリーダーの與那城奨に注目しよう。
1995年10月25日生まれの24歳と、メンバーの中では最年長の與那城。沖縄県出身で、「ハイサイ!」という挨拶が決まり文句になりつつある。歌声には定評があり、『PRODUCE 101 JAPAN』(GYAO!/TBS系)のレベル分けテストではダンス未経験ながらもBクラスという評価を得ていた。その後のポジションバトル、グループバトル、コンセプトバトルもリーダーとしてチームをまとめたり、ボーカルとして存在感を示したりしながら、徐々に順位を上げ、最終的には11位を獲得。見事デビューを掴んだメンバーである。
JO1結成初期の動画にて、與那城はメンバー同士の話し合いの結果リーダーに就任。最年長ということを抜きにしても適任である。『PRODUCE 101 JAPAN』でもそうだったが、とにかくしっかりしているのだ。1分PR動画からもそれが分かる。他のメンバーはそれぞれの強い個性が表れていたが、與那城の動画は非の打ち所がない。落ち着きもあり、「大人の色気が出ている」というコメントが多々寄せられていた。以前インタビューを行なった際も與那城が軸になって話が展開されていたし、「メンバーに選ばれてすぐにメンバー同士のスキル格差を埋めなきゃならないと思った」というグループを俯瞰できている発言もさすがと感じた。
そんな彼がリーダーたるゆえんは、落ち着きの他にトーク力も大いに関係しているだろう。TV番組に出演した時や動画でもMCを務めることが多く、個性的なJO1メンバーをしっかりまとめている。『JO1 HOUSE』(GYAO!)第3話のトーク力を磨く企画でも、講師役の吉川美代子が與那城をべた褒め。「アナウンサー試験を受けてほしいくらい」とまで言われていた。
さらに、視野も広い。『PRODUCE 101 JAPAN』オーディション時の履歴書に「物事を常に客観的に見る能力はすごく長けています」と自身でも書いていたように、番組の各バトルでは他の練習生を励ますシーンが度々見られた上に、JO1の動画でも常に周りを見ていることが分かる。例えば、「僕たちのファンネームが決定しました!」では川尻蓮のことを「蓮」と呼んでいた。番組内で川尻は飛び抜けてダンスが上手く、どのメンバーからも特別視されていた。だからこそ與那城がファーストネームで呼び捨てにしたことには、大きな意味があったはずだ。実際、動画を見ていても一気にファミリー感が出たと感じた。