嵐、Kis-My-Ft2、関ジャニ∞、Hey! Say! JUMP……「動員力ランキング」を機に考えるジャニーズコンサートの魅力

関ジャニ∞

 今年、デビュー15周年を迎えた関ジャニ∞。それに伴い、7月14日から全国5大ドームを回るツアー『十五祭』が開催され、2002年以降の通算動員数が1000万人突破という記録を打ち立てた(参考:ORICON NEWS)。その後、11月6日からは2回目の47都道府県ツアー『関ジャニ∞47都道府県ツアー UPDATE』を開催。現在もツアー真っ最中で動員数を伸ばし続けている。ここ数年、彼らのコンサートには“思い”が感じられる。コンサート会場ではいつもどおりの和やかな笑いもあり、重たい雰囲気は感じないが、映像作品ではその裏にあるメンバーの様々な感情が分かる。コンサート会場ではバンドやダンスパフォーマンスを披露したり、フルスロットルで笑いを取ったりする関ジャニ∞を堪能し、映像作品で彼らの思いを知る。ここまで見て初めて、関ジャニ∞のコンサートは完成するのかもしれない。

Hey! Say! JUMP

 2019年は7年ぶりに台湾公演を行なったHey! Say! JUMP。さらに11月29日からは、4大ドームツアー『Hey! Say! JUMP LIVE TOUR 2019-2020』も開催中だ。Hey! Say! JUMPのコンサートは、ファンに寄り添った内容だと感じる。直近にリリースしたアルバムの曲をメインに、過去のアルバム曲やグループ内ユニット・Hey! Say! 7、Hey! Say! BESTの楽曲などコアな曲もてんこ盛り、というセットリストであることが多い。今回の『Hey! Say! JUMP LIVE TOUR 2019-2020』も、SNS上で「セットリストが最高」という声が多く見られる。さらに、ライブ演出、構成はメンバーの山田涼介が手掛けており、その演出でも観客を驚かせている。どうしたら喜んでくれるか、どうしたら自分たちらしいコンセプトが表現できるか。そんな思いがメンバーの口からいつも発せられる彼らのコンサートは、常に観る側の視点が考えられているのだろう。

 「動員力ランキング」には、12位にNEWS、17位にジャニーズWEST、18位にSexy Zone、21位にKing & Prince、39位にKAT-TUN、49位にSixTONES、と他にも多くのグループがランクイン。様々な方法で個性を見せてくれるジャニーズグループたちだが、やはり彼らのパフォーマンスを目の前で体感すると圧倒される。ぜひ一度気になるグループのコンサートを体感してみてほしい。

(文=高橋梓)

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