『ViVi Night』にも出演 KAHOHが目指す“10代のカリスマ”像とは?

「誰かの二番煎じみたいになるくらいなら、いらないと思ってる」

【公式】KAHOH「ONLY SEVENTEEN」- MV

ーーなるほど。今回の「ONLY SEVENTEEN」にはそのモードが顕著に出ているような気がしたんですが、どうでしょう?

KAHOH:そうなんですよ。これまでの2曲よりも、自分が普段聴いてる曲にずっと近い感じです。トラックはUSサウンドを意識してMattさんに作ってもらったんですけど、歌詞を自分で書いたことも大きいですね。

ーー初作詞なんですよね? とてもそうとは思えないくらい、17歳の等身大の感じと大人っぽさが良い意味で同居したものになっていて驚きました。

KAHOH:ありがとうございます。そんな褒められると思ってなかった(笑)。

ーー影響を受けた本、歌詞、言葉はあったりするんですか?

KAHOH:いや、ないですね。誰かの表現に寄るのが怖いんです。誰かの二番煎じみたいになるくらいなら、いらないと思ってるんで。真似して自分のモノにできるならありなんですけど、誰かに似ちゃうならいらないと思ってるんです。オシャレな子を見て、いいなと思って同じ着方をして、自分のほうがオシャレに着こなせたら自分のモノじゃないですか。真似をするとモノにするは違うというか。だからこそ、自分で考えて振り絞ってみました。そのぶん時間はかかったんですけど……。

ーーどれくらい掛かったんですか?

KAHOH:曲をもらったその日に1回目の歌詞は書いて送ったんですけど、そこからそれぞれの言葉をキャッチーにしたり、めちゃくちゃ内容を変えました。

ーー逆に最初からずっと残っているフレーズはあるんですか。

KAHOH:〈後悔しないと決めたから〉〈まだ夢見てるの?〉〈人と比べて自分見失うなんて もうやめにしよう〉ですね。

ーーその3つのフレーズは、まさにさっき話していた「誰かの二番煎じみたいになるくらいなら、いらないと思ってる」というスタンスともリンクしています。その考え方って、どうやって自分の中に生まれたんでしょうね。

KAHOH:たしかに。小さい時から「私は私」って考え方で服を着ていたり、誰かのために服を着るわけじゃないからと思って、自分が似合うと思うものを選んでました。反骨心みたいなものはずっと持ち続けているのかもしれないです。

ーーその頃からブレないスタンスだったんですね。MVは、清水翔太、Awich、あいみょん、T-Pablowなどを撮影している新保拓人さんが監督を務めています。

KAHOH:同じ17歳のみんなと一緒に、渋谷、新宿、銀座で撮影したんです。撮影前にはInstagramのDMで「明日はMV撮影よろしくおねがいします!」って送りあって、当日もすごく晴れて楽しかったです。

ーー今の17歳を象徴するようなシチュエーションが並んでいますが、その並びに銀座が入るのは面白いですね。

KAHOH:監督が「今の10代は土日に銀座で遊んでたりもする」って言っていて。まだ関西に住んでいる私からしたら「それがいまの17歳のリアルなの!?」ってメチャクチャビックリしました。ゲーセンでの撮影シーンはめちゃくちゃ盛れてるので見て欲しいです(笑)。これまでの2曲はリリックビデオでしたが、がっつりロケをしてのMVは初めてでした。

ーーデビューまでの苦労はありつつ、デビュー後はコンスタントにリリースもしています。このあとはどういうアーティストになっていきたいと思っているんですか?

KAHOH:10代、20代のカリスマみたいな存在になれたらと思ってますし、売れたいって毎日焦ってます。

ーー17歳にして何を焦っているんですか。

KAHOH:歌を本格的に始めたのが中1だったんですけど、「中3までにオーディションに受からなかったらやめる」って言ってたんです。結局そこを過ぎても歌は続けたくて、それが今に繋がってるんですけど、その時の焦りが今だに残ってます。だけど、今は愛のあるスタッフさん達に囲まれて焦りを忘れるくらい時間が経つのが早く感じますし、ここからは一歩一歩大切に夢に向かっていきたいと思います。

(取材・文=中村拓海)

■リリース情報
『ONLY SEVENTEEN』
発売:2019年5月29日配信開始
詳細はこちら

■LINE LIVE番組概要
『KAHOH「ONLY SEVENTEEN」リリース記念配信!』
配信日時: 5月29日(水)21:00~
出演者:KAHOH、木内舞留さん、熊田来夢さん、野島日菜さん、安田乙葉さん
詳細はこちら
内容:「ONLY SEVENTEEN」披露、フリートーク

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