乃木坂46 秋元真夏、なぜ全方位から愛される? 西野七瀬や白石麻衣からも信頼される人柄を解説

 シングル『帰り道は遠回りしたくなる』の発売、『NHK紅白歌合戦』(NHK総合)への出演発表……刻一刻と乃木坂46からの西野七瀬卒業の瞬間が近づいている。

乃木坂46『帰り道は遠回りしたくなる』(Type-D)

 11月11日放送の『乃木坂工事中』(テレビ東京系)では、番組恒例の企画「シングルヒット祈願」がオンエアされ、西野が特に関係性の深いメンバーと思い出トークを展開していった。その中の一人として登場したのが、秋元真夏。1期生として加入したが、学業の都合で活動を休止していた秋元は4thシングル『制服のマネキン』で活動を開始した。いきなりの八福神入り(選抜メンバーの中でもさらに選ばれた一部のメンバー)だったが、その影響で福神から弾かれるように3列目へと後退したのが西野。2人は険悪な関係となり、1年以上も口をきかない状態に。

 そのわだかまりが解けたのが、2014年に開催された『乃木坂46 2nd YEAR BIRTHDAY LIVE』での「真夏、おかえり。一緒にがんばろう」という西野の一言だった。このエピソードは、ファンの間でも語り草になっており、「帰り道は遠回りしたくなる」のMVには秋元が西野に向けて「おかえり」とアンサーを返す描写もあるほど。シングルの特典映像「Documentary of 西野七瀬~あなたとあの季節に出逢えてよかった~」内でも、2人の関係性に触れられており、秋元は昨年、西野と食事に行った際に卒業を考えていることを聞いていたと明かしている。卒業の相談ができるまでの仲になった西野と秋元。『乃木坂工事中』と特典映像での西野の会話から共通して出てくるのは、「真夏だからこそ、今がある」という思いだ。

 途中からグループに加入した秋元は、持ち前の明るさに加え、コンサートでは肝心な場所で転んだり、清楚なイメージが強い乃木坂46において肩を出した私服を着るなど、いわゆる“あざといキャラ”で頭角を表していった。そんな秋元に対して、白石麻衣がドSキャラ“黒石さん”を生み出したのもこの頃。言うなれば1.5期生という立場で入ってきた秋元は、同期でもありながら遅れてきた初めての後輩。白石を始めとしたメンバーが秋元をいじり倒していたのも、今振り返れば、愛情の裏返しだったのかもしれない。

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