KinKi Kids 堂本光一、嵐 松本潤、タッキー&翼 滝沢秀明…事務所を牽引するジャニーズメンバー

タッキー&翼 滝沢秀明

 演出という点において、ジャニーズメンバーの中で今一番注目されているのはタッキー&翼・滝沢秀明だろう。舞台『滝沢歌舞伎』では、自身が主演を務めると共に2010年には舞台演出家としてデビュー。光一の『Endless SHOCK』と同じく、毎回多くのジャニーズJr.も出演しており、若手育成の場にもなっている。以前滝沢は、「ジュニアにはどんなことを教えているか」というインタビューでこんなことを語っていた。

「将来、座長になったり、主役を張るかもしれない。僕も20代前半で新橋演舞場の座長をやらせていただいて、当時はプレッシャーがありました。みなさんを引っ張らなければいけない座長という責任を背負ったとき、折れない心を持ってほしい。そういう気持ちを込めて、厳しくしたり、優しくしたりしています(引用元:「滝沢歌舞伎2017」5月には上演600回達成も「まだまだ」 劇場限定弁当「滝こみごはん」も注目・産経ニュース)」

 その舞台だけでなく、ジャニーズJr.たちの将来を見越して指導をしているのである。そして演出家としての手腕は、舞台だけでなくプライベートでも発揮されている。先述した『A-Studio』で、松本がジャニー喜多川氏の誕生日会での滝沢の統率力について話していた。トランシーバーを持った滝沢は、随時「◯◯さん来ます」、「今マッチさんお酒無いよ」と指示出しをしていたそうだ。根っからの演出家気質である滝沢。舞台のみならず、ジャニーズ事務所全体にも欠かせない人物となっていることは間違いない。

 それぞれの得意分野を活かして事務所を盛り上げる3名。彼らの背中を見た後輩たちの中から、事務所全体を牽引する次なるメンバーが出てくるかもしれない。

(文=高橋梓)

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