「Billboard cafe & dining」東京ミッドタウン日比谷にオープン 画期的なミュージックカフェに?

「ビルボードカフェ&ダイニング」レポ

 そこで、ほかにも「Billboard cafe & dining」ならではの特徴がないか、ビルボード事業部マーケティンググループの佐藤優太氏に話を聞いた。まず、飾られているレコードについて選定基準を尋ねると、「お店自体のコンセプトが“自由度の高い空間”であるため、レコードも、人種や性別などをできるだけバランスよく取り入れることを心がけました。多様性を表せるようなラインナップにできればなと思い、並べ方も工夫しています」と明かす。続けて、店内の中央にあるターンテーブルについて佐藤氏は「ネット配信もできますので、アコースティックライブやトークイベント、DJイベントなども今後行っていく予定です」とコメント。また、面白いのはインテリアやディスプレイだけではないと語り、「お食事はフュージョン料理なのですが、夜の時間帯には『ビルボードライブ』のアーティストが楽屋でケータリングしている人気メニューを“アーティストフェイバリットメニュー”という形で提供いたします」と話した。

 そのほかにも、ビールサーバーがサックスの形をしていたり、アーティストや評論家がシーズンごとに選んだレコード、CD、書籍などが揃うショップが店頭にあったりと、至るところに、音楽好きにはたまらない工夫が凝らされている「Billboard cafe & dining」。今度は、美味しいご飯を頬張りながら、私だけの音楽空間をゆっくりと楽しみたいものだ。そして、東京ミッドタウン日比谷の館内をじっくりと巡り、感性を刺激される一日を過ごしてみたい。

(取材・文・写真=戸塚安友奈)

Billboard cafe & dining オフィシャルサイト

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