KinKi Kids、タッキー&翼、Hey! Say! JUMP、A.B.C-Z…節目迎える各グループの特徴は?

見ていて清々しい、NGなしの肉体派 A.B.C-Z

 一糸乱れぬダンスとアクロバットが売りのA.B.C-Zは、最近ではメンバーの塚田僚一がクレイジー&筋肉キャラで『アウト×デラックス』(フジテレビ系)や『SASUKE』(TBS系)に出演し、徐々に知名度を上げてきた。そんな彼らのキャッチコピーの一つに「NGなしアイドル」というものがある。これまでの「NGなしアイドル」はあくまでアイドルとしての域を出てなかったが、A.B.C-Zは見ていて引いてしまうほどの体当たりぶりだ。例えば、冠番組『ABChanZoo』(テレビ東京系)ではガチの滝行、牛の糞掃除、極真空手で失神寸前、4時間耐久「UFO」ダンスなど、「ジャニーズがここまでやる意味とは……」と考えてしまうような内容が多い。しかし、愚痴を言いつつも全ての企画をやりきってしまう姿は「清々しい」以外の感想が出てこない。次々とチャレンジを続ける彼らには、この先ジャニーズの新しい道を生み出してくれそうな可能性を感じる。

 どのグループも自分たちの持てる力を出しつつ、ジャニーズという一つの文化を作り上げてきている。この先、30周年・40周年を迎えられる息の長いグループになることを期待すると同時に、それぞれがジャニーズの伝統を守り、切り拓いていく姿を応援し続けたい。

(文=高橋梓)

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