小室哲哉、プロデュース活動を振り返る 「自分が作ってる曲が自分を超えてしまった」

 後半では小室が最近の悩みを「ヒットの方程式が見つからない」とし、「『小室プロデュースの世界』を15年早くやってほしかった」と言い、笑いを誘った。小室は自身のプロデュース活動について「自分が作ってる曲が自分を超えてしまった」と表現すると、マツコは「うわ言ってみてえ!」と羨ましがる様子を見せた。また、小室に引退を考えさせたアーティストには宇多田ヒカルを挙げ、「新しいな! と思った」と語った。宇多田の「Automatic」の歌詞について小室は、「何が『Automatic』? 何回か歌詞を追ってもわからなかった。何が『自動』なんだろう?」と話し、「作詞の概念も変えられた」と衝撃の大きさを明かした。

 終盤ではglobeのヒット曲「DEPARTURES」を振り返り、結成秘話も語った。オーディションで声だけを聞いて妻・KEIKOをメンバーに選んだため、小室は当時「お願い! ルックス良くてよ」と思ったことを話し、笑いを誘った。当時大阪でOLとして働いていて「何となく来た」KEIKOは、3歳からモデルをやっていたマーク・パンサーと「馴染まなかった」とし、マツコは「ちょっと垢抜けない。街の一番の美人みたいな」とKEIKOを評した。さらに小室は、「『DEPARTURES』で初めてKEIKOの顔出し」「だんだんKEIKOの存在感が出てきて、マークも抑えるようになった」と3人の微妙なバランスを当時の映像も交えて振り返った。次回は、「楠田枝里子のチョコレートの世界 Part2」を放送する予定だ。

(文=向原康太)

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