宇多田ヒカル、活動休止した理由を『SONGS』で明かす「私に求められてたものから逃れた」
番組中盤、糸井から休止中に何をしていたか尋ねられた宇多田は「歌うことは本当になかった。弾き語りの練習に好きな曲を歌うだけで、自分の曲は歌ってない」とコメント。宇多田は「仕事のプレッシャーとか私に求められてたものから逃れて、自分の習いたかった語学とか、図書館に通ったり。若い友達が多くできて、そういう二十歳前後みたいな遊び方をほとんど経験してこなかったので、遅くやってきたちょっとした青春みたいな感じで楽しかったです」と休止中の日々を明かし、「誰も私を知らないから。ただの人っていうふうに」と気が楽だったと話している。また、糸井から日常生活にも変化があったか質問を受けた宇多田は「今まで日常っていうものがなかったですね。ミュージシャンのめちゃくちゃな生活ですよ」と話し、子供ができてから久々に規則正しい生活を過ごしていると語った。
なお、番組では、宇多田が2013年8月に亡くなった母親で歌手の藤圭子への想いや、NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』のために書き下ろした主題歌「花束を君に」をテレビ初披露した。
(文=向原康太)