5th配信シングル「ガーベラの空」インタビュー

丸本莉子が語る、リアルなラブソングへの挑戦とストリートライブにかける思い

 

「一年後にはみんなで良い音楽を共有できるようなイベントを」

――ところで、この「ガーベラ」というのは、どういう発想から生まれたモチーフなのですか?

丸本:ガーベラって、割とよくある花というか、普通に花屋さんで売っている馴染みある花だと思うんですよね。だけど、その花言葉が、すごい前向きなものばかりで。ガーベラって、オレンジ、ピンク、レッドとか、いろいろな色がありますけど、それぞれ違う花言葉があるんです。さらにガーベラそのものの花言葉として、「希望」、「つねに前進」というのがあって。それが、この曲のイメージや歌詞の物語にピッタリだなって思って「ガーベラの空」というタイトルにしました。

――なるほど。職業作詞家の方との作業は、やはりいろいろと勉強になりましたか?

丸本:そうですね。やっぱり、言葉の組み立て方というか、言葉選びについて勉強させていただきました。さっき言ったように、サラッと入ってくる言葉のなかに、ちょっとだけ耳に引っ掛かるようなフレーズが混じっていたりするんですよね。あとはやっぱり、音とのハマりとか響きとかもすごく考えられていて、それもサラッとハマって聴こえるんです。そういうところがすごいなって思ったし、私自身、すごく勉強になりましたね。

――先ほど「リアル感」という話がありましたが、今回の歌詞はかなり具体的で、曖昧なところがほとんどないですよね。

丸本:そうなんです。作詞家の方っていうと、比喩表現に長けた歌詞を書くのかなっていう、私の勝手なイメージがあったんですけど、この曲はかなり具体的な歌詞になっていて。私はストレートな歌詞を書くほうだと思うので、それに合わせてくれたところもあるのかもしれないけど、今回の歌詞は抽象的な表現がほとんどない、かなり具体的なものになりましたね。

――それを丸本さんは、どんな思いで歌っているのですか?

丸本:この曲は、アレンジもかなりポップスに寄ったものになっているし、歩くテンポに近いようなリズムの曲になっていると思うんですよね。なので、何か特別なときに、特別なことを考えながら歌うというよりは……この曲の歌詞って、「私にはもう、この人しかいない!」とか、そういう感極まったようなものではないじゃないですか。だから、歩きながらふと恋人のことを思うというか、そういう自然な感じを意識して歌いました。

 

――なるほど。引き続き制作も行っているようですが、まずはこの曲を披露しながら「癒し旅」を続けていく感じですか?

丸本:そうですね。ストリートライブって、私の場合、ライブハウスで歌うよりもずっとリラックスして歌えるんですよね。ライブハウスでやるライブ……特にワンマンとかだと、私を観るためにお客さんがお金を払って集まってきてくれるわけじゃないですか。だから、それはそれで、良い意味で緊張しながら、いろいろ考えるんですけど、ストリートでやる場合は、そういう緊張がないというか、いわゆるステージみたいな高いところから歌う感じでもないので、この曲もきっとリラックスして歌えると思うし、耳馴染みもすごく良い曲だと思うので、私のことを知らない人たちにも、是非聴いてもらいたいですね。

――そんな「癒し旅」の最後、今から約1年後となる来年7月1日には、その集大成として、自身が主催するイベント「ヒーリングサミット2017」の開催を予定しているとのことですが、それはどんな感じのイベントになりそうなのですか?

丸本:やっぱり一年間を通して出会った人たちが、「行きたい!」とか「面白そう!」って思ってもらえるイベントにしたいですよね。みんなで良い音楽を共有できるようなイベントが、一年後にできたらなって思っていて。そのために今、いろいろ考えつつ頑張っている感じですね。

(取材・文=麦倉正樹/写真=三橋優美子)

丸本莉子「ガーベラの空」

■リリース情報
『ガーベラの空』
発売:2016年8月24日
配信限定
価格: ¥500(税抜):ハイレゾ/¥250(税抜):通常音源
ハイレゾ音源の購入はコチラ
VICTOR STUDIO HD-Music
mora
通常音源の購入はコチラ
iTunes Store
レコチョク
mora

■「ガーベラの空」ミュージックビデオ
https://youtu.be/urDb8j1zwCo

■丸本莉子ライヴワーク2016~1万人との癒し旅 特設サイト
http://marumotoriko.com/special/livework2016.php

■「THE DOCUMENT OF ライヴワーク2016~1万人との癒し旅~」ライヴ映像
https://youtu.be/1txFZGGuB8I

■オフィシャルHP
http://marumotoriko.com/

関連記事