EXILE THE SECOND、Mステで新曲披露 EXILEともJSBとも違う「らしさ」とは
EXILE THE SECONDが、7月13日にシングル『YEAH!! YEAH!! YEAH!!』をリリースする。今年5月20日にTHE SECOND from EXILEから改名し、本格的な活動をスタートさせた彼ら。EXILE、三代目J Soul Brothersと並び、J-POPシーンを彩る存在となりつつある彼らのグループ性とは? 動向に詳しいライターの高橋梓氏は、まず、グループ結成の経緯として、EXILEのリーダー・HIROの熱き思いがあると指摘する。
「このグループは、HIROがEXILEの前身である初代J Soul Brothersを復活させたいと、NESMITH、橘ケンチ、黒木啓司、TETSUYAに声をかけたのが始まりです。さらに、NESMITHのほかにもう1人ボーカリストを立てるため、EXILEのオーディションに参加していたSHOKICHIを誘いました。そこにNAOTOとNAOKI(小林直己)が加わり、二代目J Soul Brothersが誕生。しかし2009年、メンバー全員のEXILE加入が決定し、同名義での活動は終了しました。その3年後、THE SECOND from EXILEとして再び活動することが決まりましたが、派生ユニットということもあり、彼らにスポットライトがあたる機会は少なかったのは事実です」
EXILEグループのひとつとして地道に活動を続け、2014年にリリースしたファーストアルバム『THE II AGE』で、オリコン週間アルバムチャート初登場1位を獲得。彼らには、ほかのEXILEグループにはない音楽的な特徴があると高橋氏は解説する。
「EXILEはダンスナンバー調の楽曲が多いため、彼らもその流れの中にあります。しかし、ギターリフが目立つ曲も多く、ロック色が強い印象があるんです。NESMITHも『刺々しさ、男らしさみたいなものが自分たちらしさ』と度々発言していて、そういった点がグループの特徴だと言えるでしょう。また、NESMITHとSHOKICHIは非常に歌唱力が高い。EXILEのATSUSHIやTAKAHIROの魅力といえばウィスパーボイスですが、NESMITHとSHOKICHIの歌は力強く、ロック調の曲が映えるんです。また、今年本格的な活動を再開した背景には、EXILEのパフォーマー松本利夫、ÜSA、MAKIDAIの卒業も関係しているのでは。今後のEXILEグループを引っ張っていく存在としての自覚がメンバーにも芽生えていることでしょう」
彼らは、本日『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)に出演し、新曲「YEAH!! YEAH!! YEAH!!」を披露する予定だ。同曲で注目したいのは、SHOKICHIが作詞をしている点だと高橋氏は続ける。
「『YEAH!! YEAH!! YEAH!!』は、EXILEや三代目J Soul Brothersの楽曲も担当しているエリック・リボムと、コマンド・フリークスという売れっ子作曲家を起用し、グループとしても勝負をかけた1曲。しかし、キーパーソンとなっているのはSHOKICHIです。楽曲自体はパーティーチューンですが、ヒップホップ好きな彼が作詞に携わったことで、EXILE THE SECONDらしさが加わっています。すでに公開されているMVも、今までの作風と違って賑やかさがあり、EXILEや三代目J Soul Brothersのメンバーも多数出演しています。『Mステ』でも、MVのイメージに近い華やかな演出が見られるのでは。キャリアの長いパフォーマーたちによる、キレッキレのダンスにも注目したいです」