THE RAMPAGE、本日代々木公園で武者修行ファイナル EXILE 佐藤大樹も認めた彼らの成長とは?

 メンバー16人が3チームに分かれ、全国47都道府県で武者修行を行なっているTHE RAMPAGE from EXILE TRIBE。3月26日からスタートしたこの武者修行もいよいよ大詰めで、本日5月18日の代々木公園野外ステージでのパフォーマンスを残すのみとなった。それに向けて、5月16日に放送された『週刊EXILE』(TBS系)では、ここまでのライブの様子が放送された。

 今回の武者修行では、ROUTE A・「大胆かつ洗練」、ROUTE B・「POWER=力」、ROUTE C・「最先端で、悪そうだけど紳士的」とそれぞれチームテーマが設けられており、それに沿った個性溢れるパフォーマンスを披露してきた。一見するとバラバラな個性に見えるが、どのチームも「一体感」という言葉を大切にしており、会場との一体感を出すために四苦八苦している様が見て取れる。

 筆者は、ライブなどで周りの観客に合わせる必要はなく、人それぞれの楽しみ方をして良いと思っているタイプだ。しかしそう思っていても、気付くと一体感が生まれている、ということは少なくない。それは、アーティストのパフォーマンス力によるところが大きいと感じるのだが、今回の放送でTHE RAMPAGEから一体感を生み出すパフォーマンスが見て取れた。では、彼らが考える「アーティストのパフォーマンス力」とは何なのだろうか。放送の内容から考えてみた。

 一つは、アーティストの牽引力だ。THE RAMPAGE from EXILE TRIBEはボーカルとパフォーマーの相乗効果でノリを生み出し、観客もそのノリに引きこまれて一体感がでているのだと思う。メンバーのLIKIYAがボーカルの吉野北人に話した内容に注目してみよう。

「歌に乗せて踊るわけだから、踊りもバイブスになる。ボーカルが一番前に立ってガッと行ってくれないと全体がアガらない。上手い必要はないけど、思いが伝わると良い。不器用だけど、アツいものが伝わるっていうか」(LIKIYA)

 この言葉は、アーティストとしての牽引力を高めるために、必要なことを言い表しているのではないだろうか。確かに、ボーカルとパフォーマーの歯車が合うと、会場の空気も引っ張られるものがある。

 二つ目は、観客との距離感だ。例えばROUTE Bは、MCにご当地ネタを多く含めていた。リーダーの陣は「自分たちを知ってもらうんやったら、その土地の人たちのことを知ったほうが良い。そこを考えるだけ伝わるんやなと思って」と語り、MC構成についてしっかり考えているようだ。そしてROUTE C・与那嶺瑠唯の言葉も興味深い。「観に来てくれる皆さまに自分達が想いを伝えられるように、日々変化して進化していかなければならないな、とすごい感じています。皆さまを愛して、皆さまから愛されて、皆さまと一緒に夢を追って、幸せを分かち合えたら良いなと思っています」。本人は、ファンに思っていることをそのまま伝えたとのこと。こうしてアーティストが自己開示をすることによっても、観客との距離は縮まっていくのではないだろうか。

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