RADWIMPS、新海誠の最新作映画『君の名は。』映画音楽を担当 予告編で新曲「前前前世」が試聴可能
RADWIMPSが、8月26日より全国公開する新海誠監督の映画『君の名は。』の映画音楽を担当することを発表した。
『君の名は。』は、『秒速5センチメートル』『言の葉の庭』などを代表作に持つ新海氏の最新作。RADWIMPS・野田洋次郎(Vocal & Guitar)と新海氏の出会いは2年前まで遡り、野田が「曲を聞いた上で作りたいシーンがいくつかある」という新海氏からの要望を受け、映画製作初期からデモ曲をやり取りし、プロット段階から作品に携わってきたという。劇中では、RADWIMPSの書き下ろしたボーカル曲が、新曲の「前前前世」を含め、複数使われているほか、20曲以上の劇中音楽全てをRADWIMPSが制作している。
発表にあわせ、Yahoo!映画にて『君の名は。』予告編も公開に。映像内では、新曲「前前前世」の一部を試聴することが可能だ。
RADWIMPSコメント
—映画と、僕たちの音楽が掛け合わさることがあるとしたら−
それは単純にオファーを受けて主題歌を作るという関係でないものでありたいと、漠然と思っていました。お互いの領域にオーバーラップし、響き合い、結びつき、共に冒険ができるようなものであったら、素敵だなぁと思っていました。今回の『君の名は。』という作品と僕たちRADWIMPSは間違いなくそういう関係にあったように思います。一昨年の冬に新海監督とお会いし、そのまっすぐな人柄とこの脚本に惹かれました。そしてこの1年間、僕たちはひと足先に『君の名は。』の世界にどっぷりと浸かることになりました。おそらくすべてのシーンの、すべての台詞が今は言えると思います。但し、声は声優さんたちが入れる前の監督のあてたもの、絵も監督が描いてくださったラフのコンテです。ここからいよいよ仕上げの作業でどんなマジックが起きるのか、最後まで楽しみで仕方がありません。この作品に携われたことを光栄に思うと共に、皆さんの人生に寄り添い、心の中にずっと残っていく作品になるよう最後まで心を研ぎすまして全力で取り組みたいと思います。
新海誠監督コメント
誰に音楽をやってほしいかと問われた時、実現の可能性を考えもせずRADWIMPSが好きだと答えました。その後、洋次郎さんにお会いする機会に恵まれ、正式に一緒にやろうと決まった時から今のこの瞬間まで、ずっと夢を見ているように幸せです。 RADWIMPSの作り出す楽曲群は10年前から常に新しく、音楽の最前線です。歌詞には「日本語はこんなに自由で豊かなんだ」という驚きが常にあります。最初の1曲として『前前前世』を受け取ったのはもう1年以上も前ですが、その日の天気も興奮も覚えています。部屋に座ったままではとても聴けず、外に出て歩きながら聴き、雨が降ってきても繰り返し聴き続けました。まさに映画に捧げられた曲で、胸が詰まりました。 『君の名は。』は、台詞、楽曲、野田さんの声など音の主役がシーンの中でどんどん移り変わっていくような、新しい感覚のアニメーション映画になるはずです。
■映画情報
映画『君の名は。』
公開日:2016年8月26日(金)
監督:新海誠