GENERATIONS from EXILE TRIBEの新たな挑戦 あらゆる面でグループ“らしさ”を開拓か

 そんな彼らの話の中でキーワードと言えるのは「新たな挑戦」ではないだろうか。例えば新曲「Rainy Room」は、これまでの曲にはなかった大人の失恋を歌う切ないバラードで、新しい世界観が広がっているように思う。MVの撮影にも初めてドローンを使い、より迫力のあるダンスパフォーマンスが見られるようになっている。また、アーティスト写真でも新しい取り組みを行なったそう。これまでGENERATIONS from EXILE TRIBEと言えば黄色がイメージカラーだったが、今回はモノトーンの衣装に身を包んでいるのだ。これは、“より一人ひとりの個性が見えるように”とのことらしい。

 4月からはアリーナツアーをスタートすることも発表しているが、このツアーに対しても先輩とは違うことがしたい、自分たちにしかできないことをやりたいとコメントしていることを見ると、彼らは次のステージに進もうとしているのではないかと思う。これまでは良くも悪くも“EXILEグループ”の枠に収まっていたかもしれないが、この先新たな挑戦をし続け、自分たちの“GENERATIONS”を創り出そうとする強い意志を感じたのである。平均年齢22歳の次世代グループは、今後どんな成長を魅せてくれるのだろうか。まだまだ伸びしろがある彼らから目が離せなくなりそうだ。

(文=高橋梓)

関連記事