KAT-TUNとHey!Say!JUMPが『ザ少年倶楽部』で共演 グループを越えた関係性は生まれるか

 最近、ジャニーズの中でもHey!Say!JUMPがさまざまな先輩グループと共演をしている姿が目立つ。それは、彼らのメンバー人数が関係しているのでは、と佐藤氏は指摘する。

「Hey!Say!JUMPは、今年の『24時間テレビ』(日本テレビ系)でのV6、嵐との共演が記憶に新しいですね。ジャニーズでは、先輩後輩の絡みの中で新しい魅力を見出すというのが伝統的手法でもあり、これまでも数々のグループの共演が実現してきました。しかし、その中でも、JUMPはメンバーの数が多いことで他グループとコラボするとインパクトがあり、その共演がより記憶に残りやすい。SMAPとキスマイで12人、JUMPはJUMPだけで9人いるので、他グループと集まったとき、一同に会した様子が目立つんです。そういう意味でも『先輩と共演している』という印象が強くなるのはJUMPならでは。また、そのグループ人数の多さが、一回で全員をいじりきれないというJUMPの強みにもなっています。誰かといるときはこういう一面があり、一人でいると別の一面がある、というように、メンバー人数分、枝分かれしていくトークバリエーションも豊富で、メンバー同士がプライベートでも遊びにいくほど仲がよく、話題も尽きません。メンバーとご飯に行かないという高木雄也さんも孤高な存在としてそれはそれで目立ちますし、彼らの話を聞いているといつも新しい発見があるので面白いですね」

 そんな仲良し大所帯のHey!Say!JUMPと、最近“わちゃわちゃ路線”になってきたというKAT-TUNの相性はばっちりなのではないだろうか。

「KAT-TUNが『KAT-TUNの世界一タメになる旅!』(TBS系)で見せるわちゃわちゃ具合を見ると、丸くなってきたなと感じます。もともとわちゃわちゃを全面に出しているJUMPとの相性はよいでしょうね。JUMPは先輩を前にすると、先輩にいじられてナンボのスタイル。KAT-TUNのようなSキャラと一緒だと引き立てあえるのでは。V6との共演も、井ノ原さんしかり詰め寄っていくSっぽさで、JUMPのかわいらしさが際立ったのではないでしょうか。今回の共演は、黒とパステルカラーが入り交じるようなイメージですね。ビビりつつも甘えていくJUMPをかわいいと思いますし、突き放しつつも後輩思いなKAT-TUNの人の良さにキュンとする人も多いのではないでしょうか」

 Hey!Say!JUMPのニューシングル『キミアトラクション』CDジャケットやミュージックビデオは、まさに彼らのイメージにぴったりな王道のかわいらしさを取り入れた世界観に仕上がっている。スウィートなイメージを全面に打ち出すHey!Say!JUMPと、ビターなKAT-TUNのメンバーの相性はいかに。

(文=竹上尋子)

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