乃木坂46、舞台『じょしらく』初日ゲネプロレポート 堀未央奈が創作落語を見事披露
乃木坂46が、6月18日に東京・AiiA 2.5 Theater Tokyoにて、舞台『じょしらく』初日を迎え、会見と公開ゲネプロを行った。
ゲネプロ前の囲み取材では、この日の舞台に出演する「チームら」のメンバーに「今日の意気込みは?」という質問が寄せられた。これに対し、斉藤優里(蕪羅亭 魔梨威役)は「稽古の時間を(『16人のプリンシパル』より)長く取れたので、いい舞台になりそう」と語ると、伊藤万理華(防波亭 手寅役)は「チームのメンバー全員が揃うということがあまりなかったので、いないときは代わりに他のチームからその役を務めるメンバーが手伝ってくれた」と、チームの垣根を越えて作りあげた舞台であることを明かした。
落語をテーマにした漫画を原作とする同舞台。堀未央奈(空琉美遊亭 丸京役)は演目の見どころについて「創作落語を日替わりで披露するんですけど、今日は私なので緊張します」と語り、山崎怜奈(暗落亭 苦来役)は「原作ファンの方にも『乃木坂46がやってよかった』と思ってもらえるようにしたい」と意気込んだ。続いて伊藤が「各チームには、その人たちなりの『じょしらく』があって、そのメンバーらしさもあるので、楽しむことができる」と、チームごとに特色のある公演となることを予告した。
その後、「一番落語が上手なメンバーは?」という質問に対しては、全員が口を揃えて能條愛未の名前を挙げ、衛藤はその理由について「最初の練習で、能條がトップバッターで一切間違えずに演じたので、他のメンバー全員にプレッシャーがかかった」と明かすと、能條は「落語の先生にも『アイドル辞めて落語界に来たら?』と言われた」と告白し、会場の笑いを誘った。
ゲネプロでは、原作同様「この舞台は女の子の可愛さをお楽しみ頂くため邪魔にならない程度の差し障りのない会話を~」という前置きがなされたあと、蕪羅亭 魔梨威(斉藤優里)の前口上から演目がスタート。
こちらも原作に沿った形で、さまざまな雑談から四方八方へストーリーが展開していったが、「乃木坂46が上演する意味」を持たせるための演出として、舞台オリジナルの設定が多数追加されていた。アイドルシーンについて言及したり、時事を斬ったりと、演劇という枠組みの上ならではの台詞が次々とメンバーの口から飛び出し、観客から笑い声が多く漏れた。