1stアルバム『RING』インタビュー
超特急が語る、“非アイドル”としての戦略と展望「エンターテインメント感は誰にも負けてない」
「片足上げて白目向いて踊るのってバランスが大切」(ユースケ)
ーー超特急はいろんなタイプの楽曲がありますが、曲の軸にあるのは、人の背中を押す、気持ちを鼓舞させるものですね。パフォーマンスするときも、それに重きを置いてやってますか。
リョウガ:はい。僕たちには“君の笑顔が終着駅”ってテーマがあるんです。8号車さんが落ち込んでたりするときに僕たちの曲を聴いて、“明日からがんばろう”“元気が出た”って思ってもらえるように、笑顔になってもらうことを目的にがんばってます。
ーー自分たち自身が曲をパフォーマンスしてるときに励まされることもありますか?
ユーキ:ライブだと、メンバー間のアイコンタクトですね。あと、すごく叫びます(笑)。メンバーの叫び声を聴くと、自分も力が出るんです。8号車さんもすごく叫んでくるので、限界だと思っててもなんか笑顔になって、もっとやるぞ!って気持ちになれるんです。
ユースケ:ライブでは、叫んじゃいますね~。
カイ:マイク持ってないのに、聴こえるのがすごいんですよ(笑)。
ーー叫ぶきっかけってあるんですか。
ユースケ:体が辛くなったときは、叫んで気合い入れてます。叫ぶのが効果的だなと思った曲が「Believe×Believe」です。片足上げて白目向いて踊るのってバランスが大切なんですけど、叫ぶことによってお腹に力が入るので。
タクヤ:体幹だったの?(笑)
ユースケ:バランスがしっかり取れるんですよ。それプラス、8号車さんに元気を与えようって。あとフリーイベントで、8号車さんをもっとつかみたい、気に留めてほしいと思って叫んでますね。
ーー通りすがりの人を叫び声でファンにしてしまうと。
ユースケ:そうです。最近はみんなも叫び始めて。
カイ:超叫んでるよね。
タクヤ:いや、オレはそんなに(笑)。
ユースケ:まあ、そんな方もいれば、叫んでる方もいる。そういうとこです(笑)。
ーー(笑)。さて、ライブのエンターテインメント感は超特急の特徴でもありますね。
タクヤ:エンターテインメント感は、どのアーティストにも負けてないですよ。
ユースケ:夏のZeppツアーでは、いろんなことにチャレンジさせてもらったんです。セクションごとに別テーマになっていたり、ひとりひとりのキャラクターがあって踊 るっていうのもありました。あと、プロジェクションマッピングで映像とリンクして踊るダンスを「Time Wave」って曲でやりました。それまでもいろんなことはやってましたけど、 Zeppツアーは新しいことに挑戦して、いろんなことをつかめたツアーだったなって思います。
ユーキ:「Make it hot!」では、曲中にテーブルクロス引きをしたり。
ユースケ:曲中に、組体操で自転車を作ったりもしたね。そんなアーティストは他にいないと思います。
ーー確かに。そうしたショー的な要素は、お客さんをつかみ続けるという気持ちの表れでもあるのかなと。
ユーキ:それはあります。常にお客さんを楽しませ続けたいし、自分たちも楽しみたいし。こっちが楽しみことでみんなが笑顔になってくれればいいなと思います。