『堂本兄弟』が13年半の歴史に幕 KinKi Kidsの成長と番組の功績を振り返る
KinKi Kidsの成長
前身番組『LOVE LOVE あいしてる』(1996年-2001年)の企画をきっかけにギターを弾き始めたKinKi Kids。吉田拓郎など大物ミュージシャンに鍛えられ、『堂本兄弟』スタート直後の2001年には、小室哲哉が2人の歌やギターの腕前を「うまい」と評価している(フジテレビ『堂本兄弟』オフィシャルサイト内「堂本光一マジトーク」より)。
剛は共演者の土屋にファンクギターを習うなどして音楽の幅を広げていたほか、収録前に吉田建や土屋らと「剛マンブラザーズバンド」としてセッションすることもあったという。同番組においてミュージシャンと交流を持ち、セッションを重ねたことは、剛が現在のアーティスト路線を開拓できた理由のひとつだろう。
また、ソロ活動は舞台が目立つ光一も、じつはKinKi Kidsの楽曲や舞台『Endless SHOCK』の劇中歌などを手がけている。これも『LOVE LOVE-』で作詞作曲にチャレンジして以来のこと。『LOVE LOVE-』から『新・堂本兄弟』まで続いた18年の歴史は、KinKi Kidsの音楽的素質も大きく伸ばした。
現在、番組のオフィシャルサイトには、長年の視聴者から「音楽を大好きにさせてくれた大切な番組でした」「ぜひ、復活ライブなどでまた堂本ブラザーズバンドのかっこいいライブを見たいです」などのコメントが寄せられている。出演者やKinKi Kidsのみならず、視聴者にも音楽の楽しさを伝えていた同番組。いつか特番などで、彼らの演奏を再び楽しめることを願いたい。