川本真琴、13年ぶり地上波テレビ出演で本音「取材で『最後に一言』と言われると困る」

 7月4日放送の『僕らの音楽』(フジテレビ系)は「僕らのGiRLPOP」。1992年創刊された雑誌『GiRLPOP』と、同誌をきっかけの一つとして始まった「ガールポップ」ムーブメントについて、森高千里、渡瀬マキ、谷村有美、加藤いづみ、川本真琴、中川翔子、きゃりーぱみゅぱみゅが語り合った。

 冒頭、『GiRLPOP』の創刊号で表紙を飾った渡瀬マキが、同雑誌について「その当時はバンドブームの中で、女子がほとんどいなくて。女の子の力強さ、優しさが表れたナイスなものが出てきたと思った」と、女性アーティストにとっては大きな存在だったと語った。続いて森高千里が、当時のパフォーマンスについて「どういう風にしたら私の存在が伝わるかと考えていて、コンサートで一番後ろのお客さんにもはっきり分かる格好をしていた。そうしたらどんどん派手になっていって」と、ユーモアを交えて当時の衣装事情を明かした。

 また、川本真琴は、この日が13年ぶりの地上波テレビ出演。共演した中川翔子から「生まれて初めて買ったCDが川本真琴さんの『1/2』で。毎日何十回も聴いて、いつかどこかでコラボレーションできたらというのが夢でした」と言われ、川本は少し照れたような表情を見せた。続いて、番組から「対談や取材で困ることは?」と聞かれた川本は、「『最後に一言お願いします』と言われると、『そこまでさんざん話してきたのに…』って困ります」と明かし、スタジオの共演者を爆笑させた。

 渡瀬は、川本と同じ「対談や取材で困ることは?」という質問に対し、「『好きな曲を1曲挙げてください』と言われると困る。その日の気分で答えちゃう」と語ると、森高は「全部かな?」と、質問に対して言及しない方法を取ることを明かした。きゃりーはこの2人とは対照的に、「私は『ファッションモンスター』という、自分の中でもかなりロックな方の曲があって、イメチェンが出来たきっかけなので。私は結構『「ファッションモンスター」です』って言ったりしますね」と、自身の転換点である楽曲を答えるようにしていると明かし、加藤らを「しっかりしてるなぁ~」と感心させる一幕も。

 ライブのコーナーでは、森高千里の「ララサンシャイン」や、谷村有美の「がんばれブロークン・ハート」、川本真琴「愛の才能」を、それぞれ本人が新たなアレンジバージョンで披露。豪華な番組の最後を締めくくった。

 一時代を築いた、様々な女性アーティストが出演した今回の『僕らの音楽』。次回は「未公開トーク総集編」が放送される予定だ。

(文=向原康太)

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