格闘技ビギナーも必ずハマる!? 日本人選手も大暴れの「10.13 ONE Championship 日本大会」

「10.13 ONE Championship 日本大会」の見所は?

 世界がもっとも注目する格闘イベントのひとつ、「ONE Championship」の100回記念大会となる「ONE:CENTURY 世紀」が10月13日(日)、東京・両国国技館で開催される。無料で楽しめるインターネットテレビ局「AbemaTV」での生中継も予定され、多くの格闘技ファンが視聴するだろう本大会は、格闘技のライトファン、あるいは日本中のあらゆるスポーツファンにとって、「見逃し厳禁!」と言える内容になっている。本稿では、その理由を簡潔に説明していこう。


 「ONE Championship」という団体/大会について、コアな格闘技ファンでなければ、耳にしたことがない人も少なくないかもしれない。しかし、その母体は世界136カ国17億人以上の視聴者を抱える、アジア最大のスポーツメディアであり、個別の大会に絞ってみても、例えば今年3月に開催された日本大会は約4200万人が視聴するという熱狂ぶりだった。創始者は、タイ人の父親と日本人の母親を持つチャトリ・シットヨートン氏。日本とも縁が深く、特に今回の100回記念大会では、日本人選手の大活躍が期待されている。

「ONE Championship」はなぜ人気?

 それではなぜ、「ONE Championship」が世界中でこれほど高い人気を誇っているのか。それはシンプルに、キックボクシング・ボクシング・総合格闘技と、幅広いジャンルを網羅しており、かつ規模/ファイトマネーとも世界最高峰であるため、「地上最強」を自負する選手たちが集結するからだ。事実、世界中からさまざまな格闘技団体の王者が約200人も参加しており、日本格闘技界ののカリスマ・那須川天心でさえも、あらゆる面で「キックボクシングに関していえば世界トップレベル」だと認めている。

 豊富な資金と世界最高レベルのアスリートを揃えて、この度10月13日に日本に最上陸する「ONE Championship」。世界トップの格闘技に触れたいならば、この大会を押さえておけば間違いない、ということだ。ライトなファンも、一気に「通」になれるチャンスといえる。「ONE Championship」は、各業界の大手企業やシビアなベンチャーキャピタルを含めた多くの投資を受けており、総額はなんと2億7000万ドルにもなるとも。現状の規模だけでなく、将来性も高く評価されており、その波に乗り遅れないためにも、今回の100回記念大会をいい機会にしたいところだ。

注目選手その1・青木真也

 さて、今大会には応援すべき日本人選手が多数参加しており、その点でも入門編として最適。まず注目したいのは、世界的な人気を誇る総合格闘家、「バカサバイバー」こと青木真也選手だ。

 格闘技ファンには「PRIDE」や「DREAM」でも有名だが、芸術的な寝技で体格で勝る外国人選手たちから次々と一本勝ちを奪う、狂気さえ感じさせるファイトスタイルや、常に変わらない格闘技への取り組み、家族と別居した質素な生活。35歳とベテランの域に入りながら、さらに切れ味を増す技の数々。今大会のキャッチコピー「舐めんなよ、ジャパニーズMMA。」を自ら考案した日本総合格闘技の総番長の戦いは必見だ。

 一方、対戦相手となる元ONEフェザー級世界王者のホノリオ・バナリオ(フィリピン)も、貧困といじめに苦しんだ過去を持ち、危険な打撃でのし上がったスーパースター。寝技VS打撃、完全決着は間違いない。

注目選手その2・平田樹

 さらに、日本格闘技界の超新星も登場する。「AbemaTV」オリジナル格闘ドキュメンタリー『格闘代理戦争3rdシーズン』出身で、プロ1戦にして早くも日本有数のファイトマネーやスポンサーシップ収入を獲得しているシンデレラ=平田樹選手だ。

 柔道で鍛え上げた抜群の身体能力と、不慣れなはずの打撃合戦でも決して引かないメンタルの強さを持ち、まさに天才と呼ぶべき日本格闘技界の宝だ。そんな彼女が対戦するのが、またスター性の高い日系タイ人選手、イシゲ・リカ(石毛里佳)だというのだから、目が離せない。合気道にテコンドー、ブラジリアン柔術と、あらゆる格闘技に精通しているだけでなく、モデルとしても活躍しており、「Tiny Doll」の愛称で多くのファンを抱える。関係者によると、アイドル・ファイターとして人気を博すイシゲを平田が指名して実現したこの試合。「目立ってる人をぶっ倒したら、おいしいですよね」と語る平田の試合が楽しみだ。

注目選手その3・V.V.Mei

 また、V.V.Meiこと山口芽生も、王者のベルトを巻くことが期待される一人だ。最近では「RISE」をはじめとする格闘大会やテレビ番組のナレーターとしても活躍中のベテランだが、3連勝中と調子を上げており、対戦相手のジェニー・ファン(台湾)には、2017年の試合で一本勝ちを収めた経緯もある。

 アメリカで幼少期を過ごし「日本人舐めんなよ」と、力を込めるV.V.Meiは、果たしてどんな試合を見せてくれるのか。こちらも日本人として、応援しがいのある一戦になるだろう。


 もちろん、その他のカードもすべて世界トップクラスの戦いとなり、どのタイミングで中継を見始めても、目が離せなくなること請け合いだ。メインイベントでは、現ONE世界ライトヘビー級王者で、ミャンマーの英雄であるアウンラ・ンサンと、すべての面で突出した能力を持つONE世界ヘビー級王者=ブランドン・ヴェラが激突。また、「AbemaTV」で格闘技大会を楽しんでいるファンには、「RISE」で那須川天心と激闘を繰り広げたムエタイ王者=ロッタン・ジットムアンノンの一戦も楽しみになる。

 台風の接近が予想されているなかではあるが、チケットは残席わずか。是非現地で記念すべき100回記念大会を生観戦しよう。当日は第1部が9時開始予定、第2部が17時開始予定と、長丁場になる。コアな格闘技ファンも、はたまたライトなスポーツファンも、現地での観戦が難しい人は、それぞれのタイミングで生中継をチェックしよう。「格闘技」の真髄が伝わる、衝撃的な試合が観られるはずだ。

(文=編集部/画像提供=AbemaTV)

▼チケット販売
チケットぴあ
https://t.pia.jp/pia/ticketInformation.do?eventCd=1934488&rlsCd=001&lotRlsCd=ローソンチケット
https://l-tike.com/sports/mevent/?mid=448370
イープラス
https://eplus.jp/sf/word/0000129910
LINEチケット
https://ticket.line.me/artists/10567?utm_source=Referrer&utm_content=ONEChampionship

▼問い合わせ
キョードー東京 0570-550-799(平日11:00~18:00 土日祝日10:00~18:00)
http://onefc.com/jp/fanfest

■「AbemaTV」完全生中継『ONE Championship 日本大会』
概要 放送日時:10月13日(日)午前 8時 ~夜11時(予定)
放送チャンネル:格闘チャンネル
1部視聴URL:https://abe.ma/2mIWgrG
2 部 視聴URL:https://abe.ma/2zbgjSy
※試合延長などにより、放送時間が変更になる可能性がございます。

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