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過激なバイオレンス描写に挑んだNetflix『バキ』、地上波放送はどうなる?

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 板垣恵介原作の大人気格闘漫画を原作としたアニメシリーズ『バキ』の配信が、6月25日Netflixで始まった。

 本作はNetflixで先行配信された後、TOKYO MXほか地上波TVでも放送が予定されている(第一話は7月1日放送予定)。1991年から続く大人気漫画のアニメ化とあって、ファンの期待は高い。今回アニメ化されるのが、ネットミームともなっている名台詞「敗北を知りたい」を生んだ“最凶死刑囚”編だからなおさら注目度も高い。

 地下格闘技の世界で最強を競う物語である本作だが、その特徴のひとつに壮絶なバイオレンス描写が挙げられる。格闘漫画には欠かせない要素だが、本作は人間離れした超人が多数登場するため、単なる格闘技とは思えないほど血なまぐさい描写が頻発する。原作ファンの一番の関心は、アニメでこの暴力描写をどこまで再現できるのかという点だろう。

 結論から言うと、第一話は暴力描写を含めて非常に忠実に原作を再現していた。正直ここまでやるか、と驚くファンも多かったのではないか。テレビアニメの不自然な黒塗りなどの暴力表現規制に慣れてしまった人には、これだけでも新鮮な感動を覚えるに違いない。

 果たしてこれはNetflixだから出来ることなのだろうか。7月1日のテレビ放送時にどうなるのか、非常に気になるところだ。

ファンの杞憂を吹き飛ばしたNetfilx

 『バキ』シリーズがアニメ化されるのはこれが初めてではない。1994年に45分のOVAとして初めてアニメ化され、2001年には全48話のシリーズとしてテレビ東京で放送されている。

 1994年のOVA版こそ、原作の独特の魅力を持つ画を忠実に再現し、それなりの暴力描写にも挑んでいたが、テレビシリーズ版では暴力描写に関しては、原作の過激な描写の多くを封印している。これは日本の地上波放送における自主規制の中では仕方のないことだろう。

 しかしファンが本当に観たい『バキ』は、流血や人体破壊を厭わない壮絶な戦いであるはずだ。今回のアニメ化でどこまで原作に迫れるか、ファンにとっては期待よりも不安の方が大きかったかもしれない。アニメには無理だろうと諦めの境地に達していた人も少なくないだろう。

 しかし、テレビ放送に先立ってNetflixにて配信された第一話は、そんなファンの杞憂を吹き飛ばすものだった。

 イギリスの死刑囚、ドイルに殴殺された看守の潰れた顔はクローズアップされるし、潜水艦に囚われるスペックはカウンセラーの顔を完全に潰している。柳龍光の「毒ガス」を耳に浴びた警官の脳みそも遠慮なく飛び散る。

 これらの描写は、規格外の死刑囚たちの恐ろしさを視聴者に示すために必要な描写であり、ここが生ぬるければ、これから主人公が挑む相手が小さく見えてしまう。それでは本作の魅力は半減する。作品に欠かせない残酷描写をきちんと描いたこと、そしてNetflixがそれを許容したことは評価されるべきだろう。

 しかし、ここで一つの疑問が湧く。これは地上波で放送できるのだろうか?

      

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