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葵わかなの笑顔に濱田岳が涙ぐむ 『わろてんか』最終回に向けて繰り返されるテーマ

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 第149話での、てん(葵わかな)を危機から救う伊能(高橋一生)の姿や、てんを必死で支える風太(濱田岳)の姿、てんと藤吉(松坂桃李)の思い出の品でもあるチョコの使い方など、これまでの物語をリフレインするように最終回に向けて突き進んでいる『わろてんか』(NHK総合)。兄・新一(千葉雄大)の死から始まり、父・儀兵衛(遠藤憲一)や夫・藤吉と、てんにとって辛い別れが描かれてきたが、それでも新一の言葉「つらいときこそ笑うんや」を胸に、どんなに苦しい状況でも、てんは周囲に笑いを見せ勇気づけてきた。

 しかし、瓦礫と化した北村笑店、戦争の犠牲となり戻ってこない芸人たち、息子・隼也(成田凌)の安否も分からないという現実を前に、てんから笑顔が消えてしまう。

 北村笑店の主要メンバーであるキース(大野拓朗)、アサリ(前野朋哉)、万丈目(藤井隆)、リリコ(広瀬アリス)、四郎(松尾諭)、楓(岡本玲)、亀井(内場勝則)らは、 どんなときでも笑顔を見せてくれるてんのひたむきさに影響を受け、その人物像を変化させていった。

 『わろてんか』に登場するキャラクターの多くに、てんは“与える”立場にいたが、唯一てんが“受け身”になれる存在が、高橋一生演じる伊能だ。

 暴漢からてんを救い出す初登場シーンから、藤吉の死、そして戦争の傷跡まで、てんのピンチにいつも伊能は駆けつけてきた。戦争を前に自身の無力さを感じているてんに、伊能は語る。「君ももう一度歩き始めるんだ。夢はまだ終わっちゃいないだろ」。

 かつて藤吉と約束した日本全国に笑いを届けるという夢。生きるためには、目の前の衣食住が最優先であることは間違いない。しかし、生きていくためには、生きる楽しみを見いだせる気力がなくてはならない。かつて新一がてんに授けた言葉、「つらいときこそ笑うんや、みんなで笑うんや」が、再び伊能を通して浮かび上がってくる。

      

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