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山下智久の演技がクセになるワケ 『ボク、運命の人です。』飄々×イケメンキャラを読む

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ボク、運命の人です。
亀梨和也
山下智久
木村文乃
高橋梓
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 4月15日22時、注目のドラマ『ボク、運命の人です。』(日本テレビ系)こと「ボク運」の第1話が放送された。2005年の『野ブタ。をプロデュース』(日本テレビ系)以来、約12年ぶりの山下智久とKAT-TUN亀梨和也の共演とあり、大きな注目を集めた「ボク運」。前評判通り面白いと、視聴者の心をぐっと掴んでいるようだ。

 第1話では、亀梨演じる正木誠と山下演じる謎の男・自称「神」との出会いが描かれている。真面目でコツコツタイプの正木と、どこか飄々としている謎の男の掛け合いは流石といったところだ。プライベートでも仲が良いだけあり、息もピッタリである。もちろん、数々のドラマや映画で経験を積んだきこともあり、亀梨の演技は安心して見られるのだが、何よりも山下の演技がクセになる。今回はその“クセになる理由”を考えてみたいと思う。

 そもそも、山下の演技の評価は高い。たとえば、映画『クロサギ』で共演をした山崎努は、「僕はすっかり惚れんこんでいる。クレイジーな所と冷静な所、両方持っている。下手にいじっちゃダメだね。ああいう才能を持った奴はね」と語っているほどだ。この演技力の高さも理由のひとつなのだが、「ボク運」の山下の演技の“味”はその演技力の高さだけではない。

 まず、山下が演じるキャラクターそのものに魅力があるのだ。言い表すのなら「飄々×イケメンキャラ」といったところだろうか。例えば初登場の場面。シリアスに登場し、家で彼女を待つ正木に対して「彼女は来ない、美人局で逮捕された」と真実を告げつつも、落ち込む正木を励ますのだが、ただの良い人では終わらない。「誰?」と問われると、「いっくよー!(棒読み)デンッ! 神だよ。神様、G.O.D right here!」とおちゃらけて答えるのだ。こういった飄々かつコミカルな台詞回しが、やみつきになる。これまで山下は『コールド・ブルー』(フジテレビ系)や『SUMMER NUDE』(フジテレビ系)のように真面目なキャラや、映画『近キョリ恋愛』のような胸キュンキャラを演じることが目立った。「飄々×イケメンキャラ」は、それこそ『野ブタ。をプロデュース』の草野彰役以来ではないだろうか。

 そしてもうひとつの理由として、“普段とのギャップ”も挙げられるだろう。ドラマや映画以外の山下を見ると、真面目で誠実なタイプであることが見受けられるのだ。たとえば、2008年に放送された『情熱大陸』(TBS系)。その中で山下が放った言葉が未だに耳に残っている。

「(雑誌の撮影で笑ってと言われても)笑えない! 写真でオレ笑ってるの見たことないですね。よくカメラマンさんに“笑ってください”って言われるんですよ。はいって言うんですけど、笑えない。面白くないから。本当どうしよう」

「格好悪い部分は見られても良いんですけど、弱ってる時は見られたくない」

 これらの言葉こそ、山下の誠実さと真面目さを表しているのではないだろうか。そんな真面目な山下が、コミカルなキャラを演じるギャップが実に面白い。そして、素の自分と真逆の役でさえも難なくこなしてしまう演技力の高さと引き出しの多さに感服する。

     
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