菊池風磨 & 加藤シゲアキ、『時かけ』で見せるサービス精神 パラパラ共演やBL展開も

 深町翔平(菊池風磨)と芳山未羽(黒島結菜)のキスシーンで幕を閉じた第2話を経て、7月23日に放送された第3話では浅倉吾朗(竹内涼真)が未羽に抱く恋心にスポットが当てられていた。どんどん距離を縮めていく深町と未羽のふたりのことを、誰よりも間近で見ながらヤキモキしている吾朗に、切ない想いを抱いた視聴者は少なくないだろう。文化祭を通して学生たちの輝かしい青春模様を描きながら、3人の微妙な三角関係に大きな変化を起こしたのが第3話だった。

 一方、そんな切なげな物語の本筋とは離れたところで気になるのが、NEWSの加藤シゲアキ演じる矢野和孝だ。矢野は未羽たちのクラス担任で、お菓子柄や幾何学模様などの奇抜な総柄シャツを愛用し、生徒たちには数学を教えている。真面目な熱血漢でありながらもユニークな一面を持っており、街の人からも生徒からも慕われている。第3話では、文化祭の出し物を考える生徒たちに対し、パラパラを踊ろうと執拗に勧めるも難色を示され、終いには自ら踊り出すというかわいらしい姿を披露。加藤の真面目なビジュアルとパラパラのアンバランスさがギャップを生み、お茶の間にも笑いを運んだようだ。そんな突飛な行動やシャツの柄から分かるのは、矢野がいわゆる“不思議ちゃん”な側面を持っているということ。それは文筆家特有のミステリアスさを持つ加藤のキャラと、重なる部分もあるのかもしれない。第3話での加藤は登場するたびにパラパラを踊っており、話の半分以上をパラパラに費やしたと言っても過言ではない。文化祭本番のシーンで見せた菊池風磨とジャニーズコンビでパラパラを踊る一幕もあった。

 そんな菊池風磨も第3話では様々なサービスショットを見せていた。文化祭の出し物を演劇に決めた美羽たちは、演目にシェイクスピアの戯曲『ロミオとジュリエット』を選ぶ。そこから紆余曲折を経た後、ロミオ役を吾朗が、ジュリエット役を深町がそれぞれ演じることになる。菊池風磨と竹内涼真のボーイズラブ展開や菊池の女装姿は、ファンにとってたまらないものだったのではないか。劇中で古畑星夏演じる寺崎は、「朝倉くんと深町くんのロミジュリ……なんかエッチ」と視聴者の意見を代弁していた。前述した加藤シゲアキとのパラパラシーンに加え、演劇のシーンでは女装姿と生着替えを行う模様まで映し出された。さらに演劇中のトラブルに巻き込まれてパンツ一枚になってしまう一幕では、コミカルな姿とともに健康的な肉体美も露わにしていた。

 そして第3話のクライマックスに待っていたのは、深町がクラスのみんなの前で美羽に告白するシーン。大勢の友人が見ている中、「芳山未羽! 何事にも一生懸命な姿に惚れました。大好きだ!」との台詞から、「僕のジュリエットになってください」、と堂々と告白する深町。このシーンにはSNSでも、「風磨くんに惚れる」「すごく胸キュン」といったコメントが数多くあがっていた。

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「国内ドラマシーン分析」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる