動画アプリ『SNOW』で話題 whiteeeenは10代のリスナーにどうアプローチした?

whiteeeenがファンとの繋がりを広げた手法

 whiteeeenは、2015年3月にデビューを果たした4人組ガールズユニット。ほとんどの楽曲をGReeeeNがプロデュースし、2015年に公開した映画『ストロボエッジ』、『シンドバッド 空とぶ姫と秘密の島』と2016年公開の 『シンドバッド 魔法のランプと動く島』『青空エール』の主題歌タイアップで、ユニット結成から約1年にも関わらず一躍注目を集めている。“GReeeeNの妹分”として登場したwhiteeeenであるが、彼女たち特有のリスナーへのアプローチが功を奏し、ファンが着実に増えているのだ。

 たとえば、whiteeeenが8月17日にリリースした、映画『青空エール』の主題歌「キセキ ~未来へ~」を使用した動画が、TwitterやInstagram、中高生に人気の動画共有コミュニティMixChannel上に多数投稿されるといった現象が起きている。“双子ダンス”で話題のまこみなが、同曲にオリジナルの振り付けを考えてコラボした映像を公開した直後、瞬く間にその振り付けを真似して投稿するユーザーが現れたのだ。

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 また、動画アプリ『SNOW』で初のアーティストとのコラボとして、whiteeeenオリジナル動画スタンプが8月25日にリリースされた。同アプリ内で、アパレルショップ『SPINNS』デザインによるスタンプを選ぶと、「キセキ ~未来へ~」をBGMにして動画を撮影することができる。リリース直後には、モデルの紗蘭(SARA)、前田希美がTwitterに投稿、タレントの木下優樹菜がInstagramに投稿した動画は66万回、GENKINGも同様に投稿した動画は18万回再生、そしてスタンプの使用回数は現在では152万回を超え、急速に拡散されている。

 whiteeeenは、あらゆるサービスを利用して、ファンとのコミュニケーションを欠かさない。以前、whiteeeenはTwitter上で1stミニアルバム『声』に収録する楽曲の募集を行う企画を実施したことがある。同企画では、GReeeeNの楽曲の中から次にカバーする曲を投票を募り、「君想い」が選ばれると、実際にMVの制作も実現。また、公式アプリでは、メンバー本人とファンがチャットでメッセージを交わし、ファン同士も楽曲について意見交換をする場が存在する。

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