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さやわかの『Billboard Japan Hot100』チャート分析

西野カナ新曲のヒットに見る、平松愛理・さだまさしからの系譜とは?

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参考:billboard Japan シングルチャート(10月5日付)

 今週のビルボード・ジャパンによるシングルチャートですが、まず注目したいのはセカオワの1位でしょうか。映画「進撃の巨人」の主題歌として知られる楽曲ですが、映画そのもののヒットも伴ってかの好成績であります。ネットでの言及数はそこまで伸びていないようなのですが、これはネットでの映画自体への評価がなかなか毀誉褒貶にまみれているせいもあるのかどうかはわかりません。しかしそうだとしてもセカオワとしては全く傷つかずに1位を奪取できているのはさすがであります。

 さて、続いて気になるのは2位となった西野カナ「トリセツ」であります。ちなみに先週は初登場で1位でしたので、相変わらず西野さんの安定感は揺るぎないモノが感じられます。曲の内容としては「これから長らく共に過ごすことになるパートナーのため、自分の取扱説明書を読み上げる」という歌詞になっております。つまりは往年の平松愛理「部屋とYシャツと私」またはさだまさし「関白宣言」みたいなものでありまして、日本では「どうかすると抑圧的とも取れるようなワガママなことを相手に対し甘えちゃって一方的に言い募る」というタイプの曲が根強く人気を博する傾向にありまして、実際ネットの評判を見るとこの曲を聞いてちょっと抵抗を感じている向きもいるようではあります。しかしそもそも2010年代も半ばを過ぎようとしている今なおこのタイプの曲が好評を博すること自体が驚きでありまして、またそれが可能であると的確な判断を行って堂々とリリースできてしまう西野さんにも驚嘆を禁じ得ません。この判断ができることにこそ、西野カナというミュージシャンの安定した人気の片鱗が窺えるといったところであります。

     
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