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Vampillia『the divine move』インタビュー

Vampilliaリーダー&真部脩一登場!「ラッピングされてマーケットに乗り、それに耐えうるものがポップス」

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 独自の音楽性が海外でも高い評価を集める10人組のブルータル・オーケストラVampilliaが、日本企画盤ミニアルバム『the divine move』を4月9日に、1stフルアルバム『my beautiful twisted nightmares in aurora rainbow darkness』を4月23日にリリースする。

 「J-POP産業に挑戦する」というコンセプトのもと、BiSや戸川純をボーカルに迎えた「bombs」シリーズも話題を呼んでいる彼ら。その歌詞と歌メロを手掛けたのが、バンドにメンバーとして加入した真部デトックス脩一(ex相対性理論)だ。今回リアルサウンドでは、バンドを率いるリーダーに加え、これまでほぼメディアに登場することはなかった真部への取材が実現。異能の音楽集団が目指すもの、そしてポップ・マエストロたる真部がそこに感じた可能性と独自のポップ解釈を明かしてくれた。

「Vampilliaには、『先にやられてしまった』みたいな気持ちもあった」(真部)

――まずは真部脩一さんがVampilliaに加入する経緯をお伺いできればと思います。最初はどんなきっかけで知り合ったんでしょうか?

リーダー:最初、僕らが相対性理論を大阪に呼んで対バンのイベントをやったんです。その時はまだ相対性理論も今ほど知られてない頃だったんですけど、紹介してもらって聴いたら「いいな」と思って。

真部:その時にVampilliaを初めて観て、ものすごく格好よかったんですよ。ちょっとグッとくるものがあった。「これはどういう音楽なんですか?」って聞いたら、この人は「これは世間的にはブラックメタルと言われとんねん」と言ってて。

リーダー:うん。言ったな。

真部:でも、その後に僕もブラックメタルのシーンをチェックしたんですけど、彼らはブラックメタルのセオリーやスタイルを一ミリも踏襲してなかった(笑)。そういうところから気になってライブを何度か観て分かったんですけど。彼らには、ブラックメタルだけじゃなくて、いろんな音楽ジャンルの格好いいポイントを抽出して、並べて展開していくみたいなところがあって。そこがまず、とてもいいなって思ったんです。

――まず、音楽的な方向性の部分で共感した。

真部:そうですね。さらに言うと、自分がやりたいと思っているポップネスやキャッチーさに近いものもあって。「先にやられてしまった」みたいな気持ちもあった。

――自分のやりたいポップネスというのはどういうものなんでしょうか?

真部:まずはフックがあるというのが重要ですね。音楽そのものにもフックがあるし、ステージ上のパフォーマンスにもフックがある。その盛り込み方がただのインパクト勝負でもなく、かと言って音楽マニア的な知識のひけらかしでもなく、CMのキャッチみたいに心を鷲掴みにする感じがある。それでうるさくないみたいな……いや、Vampilliaはうるさいか(笑)。

――真部さんが最初にVampilliaのライヴを観た時から、ステージ上では過激なパフォーマンスをやっていたんでしょうか?

真部:そうですね。というか、当時はもっと過激でした。別のフロントマンがいて、彼が頭にブロッコリーを接着剤でいっぱい付けてきて、それを一個ずつ剥がして食べるっていうことをやってたり――。

リーダー:そうすると当然ブロッコリーを取るたびに髪の毛も取れるんで、ライヴが終わったらそいつは円形ハゲになってる。ものすごくバカな奴だったんですよ。

真部:ただ、僕はそういう見た目の過激さよりもステージにドラマ性を感じて、そこが好きになったんですね。カオスに思われがちだけれど、そうではない。Vampilliaはすごくドラマティックなんです。

――その後2013年の初頭に真部さんはメンバーとして加入するようになったわけですが、どういうところで意気投合したんでしょうか。

リーダー:最初に対バンで出会った時、やりたいことが似ているということを感じたんですよね。それまで共感できるバンドは全然いなかったけれど、話した時に「あ、こんなことを考えてポップスをやろうとしている人がいるんだ」と思って。

真部:で、その後に何度もライヴに変名で参加させてもらうようになったんですけど――。

リーダー:ある日突然、楽屋で「僕、メンバーということでいいですよね?」って言って。それで入ることになったという。

真部:バンドがやりたいなと思ったんですよね。Vampilliaのライブに参加して、バンドじゃないと出来ないことに気付いた。予定調和的な部分と、バグ的な偶然の要素、その両方の引き出しを持ってやれるのは、やっぱりバンドだけなんですよ。それで、あわよくば入れてほしいと思うようになったという。

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