AIが子どもに本を薦める「ヨンデミー」、集英社みらい文庫と連携 難易度指標「ヨンデミーレベル」を表示へ

AIが子ども一人ひとりの読む力や好みを分析して本を薦めるオンライン読書支援サービス「ヨンデミー」を運営する株式会社Yondemyは9月15日、株式会社集英社の児童文庫レーベル「集英社みらい文庫」との連携を開始すると発表した。集英社みらい文庫の作品に、本の難易度を示す独自指標「ヨンデミーレベル」を順次表示していく。
「ヨンデミー」は、AIが担当する「ヨンデミー先生」が子どもの読む力や好みを踏まえて選書を行うオンライン習い事サービスだ。今回の連携では、AIによる選書支援の基盤となっている「ヨンデミーレベル」を、書店や家庭でも活用できる形へ広げていく。

「ヨンデミーレベル」は、児童書の文章の難しさを数値化したYondemy独自の指標である。絵本や児童書1,000冊以上の全文データをもとに、漢字・漢語率や一文の長さなど複数の要素から難易度を判定しており、数値が高いほど文章が難しいことを示す。日本漢字能力検定(漢検)の級とも連動している。子どもの読む力に順位や優劣をつけるものではなく、目の前の一冊が今の自分に合っているかを判断するために、本の側に付けられた目安と位置付けられている。
連携の具体的な内容としては、すでに刊行されている集英社みらい文庫の作品について、作品ごとのヨンデミーレベルをYondemyおよび集英社みらい文庫のWebサイトに掲載する。今後新たに刊行される作品については、本の帯などにヨンデミーレベルを表示していくことを予定している。
書店の児童書売り場では、本の難しさを判断する手がかりが「小学校中学年から」といった対象学年の表示にとどまることが多い。しかし同じ対象学年、同じレーベルの作品であっても、文章量や表現の難しさは一冊ごとに異なる。ヨンデミーレベルが示されることで、子ども自身が「これなら読めそう」と手に取れる状態をつくり、対象年齢だけに頼らない本選びを後押しするねらいがある。
あわせて、書店の棚の前でも自分の読む力を確認できる仕組みが用意されている。LINE公式アカウント「おうち読書のミカタライン」で提供している「ヨンデミーレベル判定ミニアプリ」は、画面に表示された2つの文章を見比べて「自分にぴったりだと思う方」を選ぶだけで、30秒から1分ほどで判定が完了する。会員登録は不要で、無料で利用できる。























