AIの答えをそのまま信じない LINEヤフーらが小学生49人に「AI情報訓練」を実施
LINEヤフー、ソフトバンク、静岡大学は9月10日、共同で開発中の情報モラル教材『AI情報訓練』を用いた授業を、9月9日に板橋区立上板橋第二小学校の5年生49人を対象に実施したと発表した。
「AI情報訓練」は、子どもたちが生成AIの仕組みや特性、利用する際のリスクなどを、体験を通じて学ぶことを目的に開発が進められている教材である。今回の3者による共同開発では、LINEヤフーとソフトバンクが持つ情報モラル教育や生成AIに関する知見と、静岡大学の研究知見を組み合わせている。
授業では、AIの仕組みやAIでできること、利用する際に心がけるべきことなどを、実践的なワークショップを通じて扱った。教材では、AIを上手に活用するためのポイントとして、頭文字を取った「なかま」というキーワードを使用。「なんのために使うのかな?(目的)」「かくにんしたかな?(確認)」「まかせっぱなしでよいのかな?(決定)」の3つのステップで、AIを利用する際に意識すべき観点を伝えた。
授業の後半では、児童が実際にAIを使用し、「なかま」を意識しながらAIが出力した情報を確認したり、その情報をもとに自分で判断したりする実践的なワークに取り組んだ。
LINEヤフー、ソフトバンク、静岡大学は、今回の授業で得られた児童および教員からの反応・意見、教材の伝わりやすさや授業の進め方に関する気づきを踏まえ、『AI情報訓練』の内容を改善していく。同教材は、11月に「LINEヤフー みらいプロジェクト」のWebサイト上で正式に公開される予定だ。