『シャドバWB』第9弾の新カードを先行紹介 盤面を薙ぎ払うビショップの新アミュレットに注目
『Shadowverse: Worlds Beyond(以下、シャドバWB)』の第9弾カードパックが、いよいよその輪郭を現しはじめている。新カードは8月22日放送の「しゃどばすチャンネルビヨンド」で一部公開されたが、本稿では同番組で発表されたもの以外の新カードとして、ビショップに追加される《神紋ユラティオ》(読み:しんもんゆらてぃお)を先行紹介したい。
まず目を引くのは、6コストのアミュレットでありながら、【ファンファーレ】で「場のフォロワーすべてを破壊」というあまりに直截的なテキストだ。対象を選ぶこともなく、達成すべき条件もなく、ただ盤面を白紙に戻す。第8弾「Chronicle of Destiny / クロニクル・オブ・デスティニー」環境では魔手ウィッチやランプドラゴン、破壊ネメシスが上位を占めているが、盤面での攻防を経て築いた優位が6コスト1枚で解体されうるとなれば、構築の前提そのものが揺さぶられるだろう。
もっとも、このカードの真価は撃って終わりではない点にある。破壊効果を発揮したあともアミュレットとして場に残り、コスト1の【アクト】で任意のタイミングに自壊しながら、1枚のドローと1点の回復をもたらすのだ。全体除去とキャントリップが1枚に同居しているわけで、盤面を流しつつ手札の総量を実質的に減らさないという挙動は、コントロール型のデッキが常に抱えてきた「除去のためにカードを消費する」というジレンマへの明快な回答と言っていい。
注意すべきは、破壊の範囲が相手の場に限定されない点だろう。自分のフォロワーも等しく巻き込むため、盤面を並べて押し切る構築とは根本的に噛み合わない。裏を返せば、すでにアミュレットビショップというアーキタイプを成立させている、“盤面の外”にリソースを置けるクラスだからこそ運用できるカードでもある。自分の【ラストワード】持ちを能動的に破壊する起点にもなり、採用するデッキの側が思想を問われる1枚だ。
■基本情報
《神紋ユラティオ》
クラス:ビショップ
カードの分類:アミュレット
レアリティ:ゴールドレア
タイプ:-
コスト:6
能力:【ファンファーレ】場のフォロワーすべてを破壊。
/コスト1【アクト】これを破壊。自分のデッキから1枚を引く。自分のリーダーを1回復。
CV:石田彰
興味深いことに、8月22日に公開された新カードのなかには、この1枚と鮮やかに噛み合うカードが存在する。ニュートラルの8コストアミュレット《混迷の監獄・アズヴォルト》(読み:こんめいのかんごく・あずゔぉると)だ。自分のターン終了時、そのバトル中に自分がプレイしたカードの元のコストに1から8のすべてが含まれていれば自壊し、その【ラストワード】で、破壊された自分のフォロワーからランダム4種類と同名のカードを1枚ずつ自分の場に出したうえ、自分の場のフォロワーすべてを+3/+3する。つまり、《神紋ユラティオ》が自軍もろとも薙ぎ払った結果が、そのままアズヴォルトの燃料へと転化する。除去に伴う自己犠牲を代償ではなく布石として扱えるこの関係性は、クラスを問わず研究の対象となるはずだ。
第9弾は、《万術の咎人・セフィー》《束刃の咎人・カットスロート》といった「咎人」を冠するレジェンドが各クラスへ配される構成をとる。WBの根幹をなす【クレスト】を軸としたカードに加え、「自分のデッキに重複するカードがないなら」という構築段階の制約を発動条件に据えたカードも確認でき、デッキの中身をどう設計するかという思想まで問われる一弾になりそうだ。
盤面のすべてを等しく薙ぎ払うビショップの新たな一手が、次の環境をどう塗り替えるのか。その答え合わせの時を待ちたい。