Google Earthが無料の“空の旅”を全開放! フライトシミュレータで世界中の上空を飛び回ろう
Googleはウェブ版「Google Earth」のフライトシミュレータ機能が全ユーザーに開放されたことを発表した。
アプリのインストールやサブスクリプション契約、高性能なPCのいずれも必要とせず、ブラウザから世界中の都市の上空を飛行できる。利用は無料で、「ツール」メニューを開いて起動する。
本機能では、Google Earthが蓄積してきた衛星画像と3D都市モデルを背景に、航空写真や3Dの建物が広がる実際の街並みの上を、キーボードとマウスで飛行できる。Googleは、本機能が高忠実度の空力トレーニングではなく、カジュアルな探索を目的として設計されていると説明している。ダウンロードや課金、専用ハードを必要とせず、ブラウザから地球上の任意の地点で飛行を開始できる点が、他のフライトシミュレータとの違いとなる。
本機能は「試験運用版」(pre-GA)の位置づけだ。利用できるのはウェブ版のみで、飛行物理は簡略化されている。飛行中は3Dの建物や高解像度画像が動的にストリーミングされるため、極端に速い速度や帯域幅の狭い接続では、地形や街並みの読み込みが一時的に遅れる場合があるという。試験運用版であることから、予告なく仕様変更や提供終了となる可能性もある。
このフライトシミュレータ自体は、新規の機能ではない。2007年からデスクトップ版に隠し機能(イースターエッグ)として搭載されており、キーボードショートカットで呼び出す必要があった。今回、これがウェブ版へ移植され、全ユーザーが利用できる形となった。
背景には、Googleがデスクトップ向け機能のウェブ移行を進めている流れがある。同社はこれまでに、標高プロファイルの表示や新たなインポート形式への対応など、従来はデスクトップ版に限られていた機能をウェブ版へ追加してきた。今回のフライトシミュレータ開放も、その一連のアップデートの一環となる。