特技は料理と飲酒? “KPニキ”の異名を持つにじさんじのムードメーカー・赤城ウェンの魅力
現在のVTuberシーンにおけるトップランナーのひとつであるにじさんじ。そのなかにおいてもタレントの活躍する分野は日々拡がっている。
メインとなる生配信に加え、事務所が主導する企画への参加や監修、主に一人ひとりのライバーが主導となって進む「歌ってみた」などの動画のほか、ここ数年ほどはエンターテインメントのフィールドでアーティストとして日の目を見る者も増加してきた。
育成プロジェクトである「バーチャル・タレント・アカデミー(VTA)」からも新規ライバーがデビューし始めており、現在約150名を超えるメンバーが所属・活動しているにじさんじ。その層の厚さでシーンに大きな影響を与えている。
2025年7月に月ノ美兎について執筆して以来となる「バーチャルタレント連載」を更新するにあたり、トップバッターとして赤城ウェンについて掘り下げていきたい。
活動4年目を迎えた赤城ウェン デビュー初期は特技の“料理”が大注目を集める
赤城ウェンは2023年3月30日にデビューを発表、4月2日に初配信をおこなった男性メンバーで、ピンクと白を基調にしたオーバーサイズのハーフパンツと半袖シャツ、ピンクと黒で整えたショートカットの髪型が特徴的だ。
赤城は、同期としてデビューした佐伯イッテツ、宇佐美リト、緋八マナとOriens(オリエンス)というユニットを組んでおり、ほぼ同時期には星導ショウ、小柳ロウ、伊波ライ、叢雲カゲツのDytica(ディティカ)もデビュー。彼ら8人はヒーローとして日々活躍するメンバーとして紹介されている。
2026年5月末現在で活動4年目を迎える赤城だが、持ち前の性格や特技で多くのにじさんじファンの心を掴んでいる。
赤木の特技といえば、まっさきに挙がるのが“料理”だろう。実家で暮らしている際には日本料理屋で板前として腕をふるっていたという父が料理をしており、ほとんど料理をすることなく過ごしていたが、一人暮らしをしはじめたのをキッカケに自炊をするようになったと語っている。
初配信ではさっそく自慢の料理を紹介しており、得意料理は「唐揚げ」と語った。その後「新人・赤城ウェンの唐揚げが美味いらしい」と聞いたにじさんじの面々が、さまざまな流れで彼の唐揚げを食することになるのだが、口にした多くが「美味い!」と舌鼓を打つことに。
これまでの配信でも自慢の唐揚げに留まらず、チャーハン、オムライス、手作りタルタルソース、生ハムユッケといった料理を配信で披露しており、もちろんそれらのレシピも公開。彼の料理を食した女性メンバーがうらやましがるほどの高い料理スキルを持っている。
赤城ウェンの配信でもうひとつ外せないものといえば、お酒である。これまでの彼がおこなっていたソロ配信の多くで飲酒しており、同期であるOriensやDyticaのメンバーとのコラボ、先輩・後輩のコラボでもしずかに飲酒しているときがあるほど、お酒好きなタレントとして知られている。
2023年11月におこなわれた小柳ロウとのコラボ配信では、ウイスキーと炭酸水から作ったハイボールを飲んでいると明かしており、別日のオフコラボ配信で赤城の部屋に訪れた同期の佐伯とDyticaの叢雲は、「いたるところに酒がある」「ウイスキーにポンプがついている」と暴露していた。
料理好き、加えてお酒好き、しかも得意料理が唐揚げ……とくれば、赤城がかなりの“呑兵衛”であることが想像できると思う。ちなみに、もっとも好きなお酒はハイボールとのこと。彼の3Dお披露目配信のサムネイルにはハイボールとからあげを持った赤城の姿が描かれており、その愛の深さが伝わるはずだ。
飲兵衛キャラとして同僚にも認識された結果、親しみを込めて「KPニキ」(KP:乾杯 の意)と呼ばれるようになっており、まんざらでもないのか配信中に「KP!」という声とともに乾杯することも。屈託のない笑顔、ノリの良さも相まって、赤城が愛されている由縁にもなっている。
ここまでの紹介からも分かる通り、赤城はコミュニケーション能力も非常に高い。それを裏付けるエピソードとして、にじさんじのオーディションを受けた際、自分から面接官に話しかけるようにしていたというエピソードがある。「答えにくい質問をされるのがイヤだったから」と本人は語っているが、緊張する面接やオーディションの場で自発的に話し続けられるというのは、生来のノリのよさと高いコミュニケーション能力を持つがゆえではないだろうか。
マイペースにしゃべりながら時折独特な言葉遣いをしたり、トボケた発言を使ったりすることがあるのも、赤城の魅力。お酒の勢いも借りつつ、その場のノリやテンションでイケイケに言葉を発していく様から、この数年で「赤城ウェンは生粋のギャルなのではないか?」と、ファンおよびにじさんじの同僚らの間で噂が広まっているようだ。
とはいえ、これもデビュー初期からそうだったという訳ではないだろう。デビューから数年経過した赤城ウェンが、今ではVTuber・配信者、にじさんじライバーとしてしっかり適応したことをあらわすエピソードともいえる。