ゲームエンジニアの9割超、転職先選びで「企業のAI活用への積極性」を重視 AIに代替される業務1位は「デバッグ作業」

AIに奪われない強み1位はリーダーシップ

 Hiraku agentは、業務でAIを活用しているゲームエンジニア1,010人を対象に実施した「AI時代におけるゲームエンジニアの非代替スキルとキャリア選択」に関する調査結果を発表した。

 調査は4月28日から4月29日にかけて、PRIZMAによるインターネット調査として行われた。対象は調査回答時に業務でAIを活用しているゲームエンジニアと回答したモニターで、有効回答数は1,010人。

 「現在、業務でAIをどの程度活用しているか」を尋ねた設問では、「毎日」が49.3%、「週に数回」が43.1%を占め、ゲーム開発業務におけるインフラとしてAIが定着しつつある状況がうかがえる結果となった。

アンケート結果

 また、「自身のキャリアプランにおいて、AIを主にどのように位置づけているか」という設問では、「AIエンジニアなど、新たなキャリアパスを拓く可能性のある領域」が44.5%で最多。「日々の業務を効率化するための便利な補助ツール」が25.2%、「自身の市場価値やスキルを高めるための武器」が24.0%と続いた。AIを脅威ではなく、専門性や市場価値を高める機会として前向きに捉える傾向が示されている。

 「今後5年以内にAIに代替されると思う業務」については、「単純なバグの特定・修正(デバッグ作業)」が37.7%で最多。「テストコードの作成や自動テストの実行」が34.1%、「仕様書や技術ドキュメントの作成・更新」が33.5%と続き、ルールに基づいた定型作業が上位を占めた。

アンケート結果

 一方、「ゲームエンジニアとしてAIには奪われない(人間にしかできない)スキル」については、「リーダーシップ・チームマネジメント力」が33.1%で最多。「著作権やセキュリティリスクを考慮できる倫理的な判断力」が31.5%、「コミュニケーション能力・協調性」が30.5%と続いた。技術的な専門性よりも、対人関係やリスク管理に関わるスキルが上位に並んでいる。


 転職先選びに関する設問では、「転職先企業のAI活用への積極性をどの程度重視するか」について、「非常に重視する」が34.5%、「ある程度重視する」が56.3%となり、9割以上が重視する姿勢を示した。

アンケート結果

 その理由としては、「古い手法に縛られず、最新の開発環境で働きたいから」が57.5%で最多。「単純作業をAIに任せ、ゲーム開発の本質的な業務に集中したいから」が44.3%、「最新のAIを活用し、自身のスキルや市場価値を高めたいから」が38.7%と続いた。

 Hiraku agentは調査結果について、AI活用環境の整備は単なる業務効率化の手段にとどまらず、優秀な人材を惹きつける採用競争力に直結する要素になっていると分析している。

■調査概要
「AI時代におけるゲームエンジニアの非代替スキルとキャリア選択」に関する調査
調査期間:4月28日~4月29日
調査方法:PRIZMAによるインターネット調査
調査人数:1,010人
調査対象:調査回答時に業務でAIを活用しているゲームエンジニアと回答したモニター
調査元:株式会社Hiraku agent
モニター提供元:サクリサ
公式サイト:https://hiraku-agent.com/

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