声優・梶裕貴のFRACTAL、フジテレビジョンから資金調達 音声AIプロジェクト『そよぎフラクタル』事業拡大へ

声優・梶裕貴が代表取締役を務める株式会社FRACTALが、株式会社フジテレビジョンを引受先とする第三者割当増資を実施したことを発表した。
FRACTALは、AI音声プロジェクト『そよぎフラクタル』を軸とした音声AI事業、および声優マネジメント事業を展開する企業だ。今回の調達により、「AIと表現者の共創」をテーマにした新たなクリエイティブの実現に向け、事業展開を加速させる方針だ。
『そよぎフラクタル』は、梶裕貴の声優活動20周年を機に2023年に始動した音声AIプロジェクト。梶本人の声を元に開発された音声合成ソフトと、そのキャラクター『梵そよぎ』を軸に、AI技術とクリエイティブの融合を模索している。
- 梶裕貴
- 梵そよぎ
調達の背景として同社は、表現者の「声の権利」を保護しながら公式主導で“正しい音声AIの在り方”を社会に提示することを使命に挙げている。声優界で活躍する代表・梶裕貴自らがプロジェクトを牽引し、表現者とテクノロジーが共生するエンタテインメントの形を確立していくとしている。
また、3月8日に東京ガーデンシアターで開催された『梵そよぎ 1st EXPO「0rigin」』では、音声AIとリアルなライブ体験の融合を実証。この成果を踏まえ、音声AI技術の市場波及とIP価値向上を見据えた今回の調達に至ったという。フジテレビジョンからは、同社の音声AI技術の独自性と、メインIPである『梵そよぎ』のポテンシャルが評価された。
調達資金は、『梵そよぎ』をはじめとする音声AI技術の高度化と研究開発、IP『梵そよぎ』のエンタテインメント領域を超えた多角的な市場展開、さらにエンジニア・BizDev(事業開発)・バックオフィスなど全職種にわたる「初期メンバー」の採用強化に充てられる。
■コメント
清水賢治(株式会社フジテレビジョン 代表取締役社長)
表現者の権利を守りながら、AIという新たな可能性を切り拓く。FRACTALが掲げるこの挑戦は、AIとクリエイティブが共生するこれからのメディア・コンテンツ業界において重要な指針になると確信しています。
フジテレビはIP開発・育成、制作、多角展開までを担う「IP価値を最大化するコンテンツカンパニー」への進化を加速させています。コンテンツにおいて音声は重要なファクターであり、FRACTALが持つ音声AI技術の独自性、またAIキャラクター『梵そよぎ』というIPにポテンシャルを感じ、今回このプロジェクトへ参画することといたしました。
同社のスタートアップとしての機動力と当社が長年培ってきたメディア・コンテンツ基盤を掛け合わせることで、音声AIがもたらす新しい表現の形を国内外のより多くの方々へ届けられると期待しています。
FRACTALの挑戦を、全力でバックアップしてまいります。
梶裕貴(株式会社FRACTAL 代表取締役社長CEO)
表現者の権利を守りつつ、テクノロジーと共創する未来を──
信念を持って臨んだプロジェクト初の3D LIVEイベント・そよぎEXPO。多くの皆様からご支援をいただき、2026年3月8日、想像を超える大成功をおさめることができました。その経験は確かな手ごたえとなり、当社に大きな自信と勇気を与えてくれました。
そして、このたびのフジテレビ様からの出資。頼もしすぎるパートナーの誕生、心から嬉しく、幸せに思います。
今後の我々にとって、間違いなく必要不可欠な原動力と言えるでしょう。
しかし、理想を現実に変えていくためには、まだまだ仲間が足りません。
FRACTALの理念に共感してくださる皆様。今こそ、変革の時です。
この時代を生きる人間として、何ができるか。何を残せるか。愛と情熱を持って、一緒に未来をつくりませんか?

























