AI共生時代に必要な”音の感動”を提案する「OTOTEN2026」開催概要発表 声優・安野希世乃が「いろんなメーカーと出逢ってイイ音探ししたい!」

 6月19日に東京・有楽町の東京国際フォーラムで開幕する国内最大級のオーディオとホームシアターの祭典「OTOTEN2026」(一般社団法人 日本オーディオ協会主催)のプレス発表会が4月13日、都内で行われ、公式アンバサダーを務める声優・安野希世乃が出席。「本当に新鮮な気持ち。私自身もたくさんのブースを訪ねて、いろいろなメーカーと出逢ってイイ音探しをしたい」と熱烈PRした。

いろいろな”イイ音”をナマで体感できる国内最大級の音の祭典

 「OTOTEN2026」はオーディオやホームシアター、イヤホン・ヘッドフォン、カーオーディオから新しい技術提案まで、多様な音コンテンツ表現を体感できる国内最大級の”音の祭典”。今年はコロナ禍によって中断、再開以降に最大となる78社・団体が出展予定だ。オーディオマニア向けのイメージもあった「OTOTEN」だが、近年はイヤホンやコンパクトスピーカーなど日常に身近なオーディオ製品をはじめ、幅広いアイテムを紹介。昨年の「OTOTEN2025」は来場者が前年比140%、しかも、若年層の来場が拡大するなど、全世代において来場者が増え続けている注目のイベントだ。今年から入場者数限定の有料のプレミアムデーを新設。スムーズにブースを回りたいというニーズにも応えている。

 「OTOTEN2026」を主催する日本オーディオ協会は、よい音で音楽を聴くことによる豊かな暮らしを創造するビジョンをもとに1952年設立。ラジオから出発し、ステレオ、コンポーネント、ポータブルと形式を変え、さらにネット、ストリーミングとアナログからデジタルへの変換が早かったオーディオ界において、OTOTENの前身となる「オーディオフェア」の時代からイイ音で音楽を楽しむことで、多くの人の人生に幸せをもたらす価値を提案し続けている。

 プレス発表会冒頭では、同協会・小川理子会長がAI共生時代にこそ必要な「音の感動」について熱弁。

「今はAIの進化で便利な時代。AIでいとも簡単に音楽がつくれ、音を整えることもできますが、効率よく音楽が消費される時代に、今あらためて問い直したいのです。人間に必要な力は何か? と。AI共生時代にこそ必要な”音の感動”を提案していきたいですね」

 オーディオは単なる装置ではないというハナシだ。最近のOTOTENでは、若者が目を輝かせてスピーカーの前に立っている姿も散見されるが、その一方でむかし、コンポーネントなどでイイ音を楽しんでいたアクティブシニアが再びハイファイサウンドに注目するという回帰現象も。

「せっかくの人生。もっと奥深く幅の広い音楽を体験してこそ、グローバルに通用する人材が育つと考えます。製品のきめ細やかな品質や人への優しさ、奥ゆかしさ、おもてなしの精神など、これまで日本人の美意識として発展してきたことが、最近では失われつつありますが、実はこれこそが今、世界中が欲してやまない日本の魅力。本来あるべき文化として、オーディオが家族の真ん中にある日常とイイ音の普遍的な価値をもう一度日本から再び世界へ発信していきたい。日本オーディオ協会の今後の変革にご期待とご協力をいただければと思います」

 小川会長の主張に全面的に同感。イイ音の価値を知らなければ確実に人生損すると断言できる。そのきっかけにちょうどいいのが「OTOTEN2026」というわけだ。

エンジニアに「ウルウルな音に」と伝えてみずみずしい声に仕上げてもらう

 今回はホロライブ所属のVTuber・AZKiと安野が公式アンバサダーを務め、会場内に特設ブースも設置。そのほか、6月19日のプレミアムデーにはジャズボーカリスト・情家みえによるミニライブ&レコード視聴イベント、ロックバンド・凛として時雨のドラマー・ピエール中野によるドラム演奏&トークイベントも行われる。

 この日のプレス発表会の後半には「OTOTEN2026」の最終日となる6月21日にトークショーを行う安野が登場。”イイ音”をテーマに小川理事長とトークセッションを展開した。

 「OTOTEN2026」では、演じ手の視点から音へのこだわりを紹介したいという安野。

「声の収録で使うマイクや、音楽ライブで装用するイヤモニは私にとって身近な存在。とくに機器同士の相性は気にしちゃいますね。高音がキーンと出るのか、あるいは低音がよく聴こえるのかとか。仕事とプライベートではオーディオの選び方も変わってきますが、バランスよく心地よく聴かせてくれるイヤホンもあり、本当にオーディオはモノによって個性が違うなと思いますね」

 「収録マイクはスタジオのモノを使用することが多いというが、「その日の担当エンジニアの調整具合によって、音がやわらかめになったり、収録する音が変わります。その上で、どんなイヤホンでその音を聴くかによっても印象が変わる。自分の声にはハスキー成分があると思いますが、このイヤホンで聴くとハスキー成分のいいところを抽出してくれるな、と感じることもありますね。こういう声づくりがしたいから、かための音につくってもらうとか、反対に『ウルウルな音に』と伝えて、みずみずしい声にしてもらったりすることも。本当にエンジニアの方って凄いなと思います。音づくりについて、毎日試行錯誤しながらやっている感じですね」。


 声優業の一方で歌手活動をはじめて10年になるが、「キャリアのスタートが声優だったので、その歌ごとに登場する人物に寄り添うことを大切にしています。例えばこの楽曲を歌うときは20代中盤の失恋した直後の女の子とか、人物像を演じる気持ちで歌づくりを行っています。トークショーでは、声優としてのマイクとの向き合い方や、アーティストとしての音の表現についてもお話ししたいですし、それとかけ合わせるカタチで出展社の技術についても具体的な話を引き出していきたいですね」と意気込んだ。

 この日は、「OTOTEN2026」に出展する約10社ほどのメーカーが会場でミニブースを設け各製品のデモンストレーションを行っていたが、レコード針・カートリッジの老舗・ナガオカから、クリプトンやKEFのコンパクトスピーカー、骨伝導でご存じShokzの骨伝導ではないオープンイヤーの最新フラッグシップイヤホン。そのほか、コンサートホール設計・建設の技術を応用した鹿島建設のホームオーディオなど異業種からの参入アイテムも。各社が提案する美音の世界を実際に体感して自分好みの”イイ音”に出逢いたい。

 「OTOTEN2026」の開催概要は下記のとおり。

OTOTEN2026

会期:6月19日〜6月21日
6月19日(プレミアムデー、入場料1,100円)/13:00〜19:00
6月20日(一般公開日、入場無料)/10:00〜19:00
6月21日(一般公開日、入場無料)/10:00〜17:00
※プレミアムデー、一般公開日ともに4月24日から受付開始。いずれも事前登録制。
会場:東京国際フォーラム ガラス棟 B1〜7F、D棟1F、4F〜5F

https://www.jas-audio.or.jp/audiofair/

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